けしの種子より採取した乾性油。 油絵具の練り調子をやわらかくし、色をひろげやすくします。 乾燥はやや遅く、被膜はやや柔らかくなります。乾燥後の黄変(油やけ)が少ないので、白や淡い色に使用できます。
ポピーオイルにペトロールとシッカチフを加え、その上に合成樹脂を混合した高級調合溶き油です。調合の理想的なバランスを追求した、ホルベインオリジナル用液です。下描きから仕上げまで出来ますが、粘りすぎとお感じのときはペトロールを混合する事をお勧めします。ルソルバンで描くと、全体的に乾燥が速く、仕上がりは優雅にして堅牢。
乾燥のはやいリンシードオイルを使用した調合溶き油です。油絵具の練り調子をやわらかくし、色をひろげやすくします。ルソルバンよりも丈夫な画面を作ります。リンシードの黄ばみも少なく油絵具の溶き油として初心者にもお勧めの、最もスタンダードな調合溶き油です。
固まった油絵具除去するための剥離剤。固化した油絵具の上に塗り3~10分放置しておくと固まった絵具が浮き上がり、これをナイフかヘラでかき取ります。パレットやイーゼルの掃除に、固まらせた筆の再生に使います。
ダンマル樹脂をペトロールで溶解し、よく濾過精製したものに ポピーオイルを加えて描画用にしたつや出しワニス。 透明性、粘り、乾燥を速め、つやをもたらし、絵具の固着をよくする。 植物性溶き油と揮発性油に混合して、調合油を作るのに使われる。(ルソルバンやペンチングオイルを自製する) 溶き油として単独で絵具に混ぜてもよい。
特殊合成樹脂をペトロールで溶解したワニス。作品完成後6~12ヶ月後、油絵具が完全乾燥してから柔らかい毛の筆で均一に薄く塗ってください。スプレータブローなら均一に噴霧できます。湿度の高い日や雨天の日に塗布しますと白く濁ることがありますので、天気のよい、湿度の低い日に塗布するようにしましょう。
長期にわたる作画の場合、画面上で古い部分と新しい部分でつやの差が出来てしまいます。それを修正するのに、ルツーセが使われます。 ルツーセは、ダンマル樹脂をペトロールで溶解したものです。同じ材質のものにパンドルがありますが、乾燥を早くし、通気性をよくするためにルツーセのほうが樹脂量を少し控えています。ルツーセは下塗り画面に塗り、その上に仕上げ塗りが重なる結果になりますので、上下の絵具層をよく固着させる性格も持たせています。柔らかい筆で画面全体に薄く塗り、二度三度と塗り重ねてつやを復元してください。部分的に塗ると色彩のバランスがとりにくいので全体に塗られることをお勧めします。ルツーセは霧吹きで吹き付ける事も出来ます。この場合、スプレー式ルツーセを使用しますと手軽です。
けしの種子より採取した乾性油。 油絵具の練り調子をやわらかくし、色をひろげやすくします。 乾燥はやや遅く、被膜はやや柔らかくなります。乾燥後の黄変(油やけ)が少ないので、 白や淡い色に使用できます。
ダンマル樹脂をペトロールで溶解し、よく濾過精製したものに ポピーオイルを加えて描画用にしたつや出しワニス。 透明性、粘り、乾燥を速め、つやをもたらし、絵具の固着をよくする。 植物性溶き油と揮発性油に混合して、調合油を作るのに 使われる。(ルソルバンやペンチングオイルを自製する) 溶き油として単独で絵具に混ぜてもよい。
指触乾燥時に使用できるように通気性を持たせた画面保護用ワニス。作品の表面が乾燥すれば、つや出しワニスとしてすぐに使える。後日、揮発性油で古い塗膜を除去することができる。スプレータイプに比べ、大画面の作品などに刷毛で均一に塗布する場合には、扱いやすいです。