上村松園 明治8年、京都に生まれた松園は、気品に満ちた美人画を描き続け、昭和23年、女性初の文化勲章を受章しました。 格調高い美人画は、日本画壇史に燦然たる光芒を放ち、今もなお、多くの人々に深い感銘を与えています。 名作、「序の舞」をはじめ代表作を全国に取材しました。 序文:上村淳之 A6判/32葉/ポストカードブック
小磯良平 清楚で爽やかな女性像などで知られる小磯良平は、昭和の時代を代表する洋画家です。 フランスに滞在ののち、母校の東京芸術大学で後進の指導に尽力し、1983年には文化勲章を受章しました。 油彩、素描、版画など、神戸市小磯良平記念美術館の優品を紹介します。 序文:廣田生馬 A6判/32葉/ポストカードブック
東山魁夷 国民的人気を博し、またモーツアルトをこよなく愛した魁夷。 名作「緑響く」はモーツアルトのピアノ協奏曲に想を得たと語っています。背景の森がオーケストラで白い馬は控えめに主旋律を奏でるピアノだという。 信州信濃美術館の蔵品を中心に紹介します。 序文:松本猛 A6判/32葉/ポストカードブック
新版 京都音楽空間 伝説のライブハウスや名盤の流れる喫茶店、さらにはBARやレコード店など総数45店を一挙掲載。 60年代から様々なムーブメントを生み出し、現在もなお当時の空気が残る京都の「音の箱」を美しいビジュアルで紹介。 「京都音楽空間」(2003年)の増補・改定版。 寄稿:中村よお、ほか B6判/140頁/並製
小倉遊亀 モデルは、身近な家族や自生の椿、庭に咲く紅梅や、ときとして知らぬ間に咲いてしまった葱坊主であった。 師、安田靫彦から「一枚の葉っぱがつかめたら、世界が手に入る」と示された入門の日から、80年以上の長い年月が過ぎ去った。これが、私の精一杯であったと思う。 序文:小倉遊亀(1999年、パリ帰国記念展図録より) A6判/32葉/ポストカードブック
アルフォンス・ミュシャ 19世紀末から20世紀にかけて開花したアール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。 チェコに生まれ、パリの舞台女優、サラ・ベルナールのポスターを制作して一躍有名になりました。 そのロマンティックで華やかな作風は、没後半世紀を経た今も、幅広い人気を集めています。 序文:斉藤充夫 A6判/32葉/ポストカードブック
斎藤清 代表作【会津の冬シリーズ】で知られる斎藤清は、日本の現代版画の創成期を支え、木版画のパイオニアとして活躍しました。 一方、軽妙洒脱に単純化されたフォルムで制作した、猫や少女などの題材にも心惹かれる作品を多く残しています。 猫の「凝視」と題した画伯の作品集です。 序文:杉本明郎 A6判/32葉/ポストカードブック
あの人に贈りたい、京都おもてなしの逸品 長い歴史と伝統に育まれた逸品や、新しい発想から生まれたオリジナリティあふれる名品の数々...。 いずれも厳選した材料を用い、心を込めてつくられたことがひとめでわかる秀逸なものばかり。 本書では、老舗・名店の味や、一生ものとして使用できる道具類、人気のパティスリーなどを、用途に分けて200点厳選しました。 A5判/128頁/並製
まるごと京野菜 京都のやわらかでおいしい水をたっぷりと吸い、それぞれの野菜に適した土と気候に恵まれ育った京野菜は、その味わいの濃さや独特の食感、フレッシュな香りなど、知れば知るほどその魅力は一層深まります。 本書では、栄養価、見た目の特徴、来歴など、買い物や料理に役立つ情報を盛り込みました。 監修:田中大三 (京野菜検定・京野菜マイスター認定審査会委員) A5判/112頁/並製
新版 京都の洋館 瀟洒な洋館が数多く残る街、京都。 ヴォーリズ、武田五一らによる名建築から、知られざる憩いの空間まで約50件を、美しい写真と味わい深い文章で紹介。 こころを贅沢にする、古きよき時代の空間の数々。 長らく絶版となっていた「京都の洋館」(2004年刊)に、新たな取材を加えた増補改訂版です。 テキスト:藤原安紀子 写真:サカネユキ 寄稿:小山田徹 インタビュー:久住鴻輔 B6判/136頁/並製