桃を拾ったおじいさん、かちかち山のうさぎとたぬき、小さな小さな一寸法師...。誰もが知っているあの話、「昔、むかし」で始まる物語のおなじみの面々がちりめん細工人形になりました。その作り方を、イラストでわかりやすく解説。原寸大の型紙も掲載しています。 判型:B5定型80頁 発行:2009年3月
著者:西村 玉翠 サブタイトル/作品づくりを楽しむ ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 書くほどに味わい深く、心洗われる、珠玉のような言葉たち。禅の教えをシンプルな言葉で表した禅語は、書の題材としてもぴったりです。本書では、古典の書法を踏まえつつも自在な作風で人気の著者が、書作に向く禅語100種類を選んで作品化し、親しみやすい解説文、作品づくりに役立つバリエーションや技法解説と共に掲載しました。元気が出る言葉、しみじみと人生の機微を味わう言葉、季節感に富んだ深く美しい言葉、座右の銘にしたい言葉など一度は書いてみたい言葉がいっぱい。ぜひ、折々の心に寄り添う言葉を選び、思いのままに書く時間を楽しんで下さい。 ●目次 「禅語の書」の世界 元気が出る禅語 自然を見つめる・心を見つめる 人生の機微を味わう 座右の銘を書く 禅の心をたずねて アレンジを楽しむ 〈書のレッスン〉 作品づくりの手順/字典を活用しよう/変化をつけて作品化する/イメージを表現する/へんとつくりのバランス/飾って楽しむ ●にしむら・ぎょくすい 福岡県生まれ。書家・筆耕デザイナー。 玉舎書院主宰、書教育振興会理事、株式会社カルチャー講師。 京王プラザホテルロビーギャラリー、銀座・鳩居堂、GINZA TANAKA HALL、名古屋三越、横浜松坂屋、台湾新光三越(台北・台中・高雄店)などで、個展多数開催。 著書に『楽しいインテリアの書』(日貿出版社)、『心にのこる毛筆の年賀状』、『季節を彩る書作品づくり』(以上、木耳社)がある。
著者:飯田 猷子 サブタイトル/礼の心 ジャンル:紙・木工芸 体裁/B5変・127頁 折形(おりがた)とは、和紙を用い、主として贈進のために折り包む日本古来の武家礼法の一つです。長い歴史の中で、目的に応じて様々な美しい形が生まれました。本書では、この「折形」の文化を二十四節気の移ろいに沿って、写真と実際の折り図で多数紹介します。 ●主な内容 折形は日本の美意識 折形とは 礼法とは 折形の歴史 折形礼法の役割 折形は生き方です 春:節分炒り豆包み/略式紙幣包み/雛節句祝い包み/紅筆包み/匂い袋包み/櫛包み/かいしき吉・凶/慶事かいしき/木の花包み/袱紗包み 夏:菖蒲の花包み/花束包み/万葉包み/月謝包み/半襟包み/扇包み/短冊包み/墨包み/色紙包み/葉書包み 秋:糸包み/手拭い包み/還暦祝い包み/布施包み/菊の花包み/兎の粉包み 冬:残菓包み/粉包み各種/結婚祝い包み/慶事粉包み/初穂料包み/鶴年玉包み・紙垂など ●いいだ・みちこ 昭和8年東京都北多摩にある禅宗の古刹に生まれる。母方の実家の跡を継ぐ運命となり、幼少より筑波山麓に住み、敬愛する祖母の薫陶を受けて育つ。生活の知恵を得、自然への畏怖の念を抱く。人間と山野草、歴史をこよなく愛し、花に逢うために国内外の山を歩いた。自宅にて詩語りの会や音楽会、蛍を見る会などを企画、人と人との心の交流を大切にしてきた。山根折形礼法教室にて折形を学ぶ。教授として北関東支部長を務めた。平成25年独立、折形礼法猷和会会主となる。大日本茶道学会教授。
アナログ画材で唯一無二の美麗な世界観を描く作家、孳々(ジジ)、初の作品集。 アルコールインクアート、万年筆インクを使った秘蔵のイラストメイキングを多数収録 イラストレーター、孳々初の作品集。 ・本書のために描き下ろされた作品など、過去作品を含めた約110点のイラストを掲載。 ・「アルコールインクアート」「万年筆インク」「ペン画」のイラストメイキングなども完全収録! ・孳々さんが描く美麗なイラストの魅力を余すところなく詰め込んだ、ファン垂涎の一冊です。 ページ数:160ページB5判
著者:あべとしゆき サブタイトル/春夏秋冬100選 ジャンル:水彩画集 体裁/B5変・127頁 海外にも数多くのファンを持つ水彩画家・あべとしゆきによる初の詩画集です。静寂の中に光が溢れる情景を精緻なタッチで描き、風や香りまでも感じさせてくれる作品はまさに水彩画の極み。新作を中心に約80点の作品と、それに添えられた詩、エッセイが掲載されています。 (出版社より) 写実画ではあるものの、そこに描かれているのは、誰の心にもある温かさ、寂しさ、懐かしさ、そして優しさ。個展会場では、作品と詩を読み、感動で涙する人もいるほどです。出版社に寄せられた、詩画集出版を願う数多くのファンの声に応えました。あなたの一番大切な人にプレゼントしたくなる、そんな一冊です。 【目次】 第1章 季節の光を感じて 第2章 時を見つめて 第3章 ただ、静かに生きる 第4章 ひとつの想い 著者略歴 1959年山形県酒田市に生まれる。新聞社デザイナー、美術教師を経て2008年より水彩画制作を中心にした活動始める。2010年第13回内藤秀因記念水彩画展 大賞。2011年第99回日本水彩展上野の森美術館賞。2012年第2回日本透明水彩会展(横浜)。2012年 日本透明水彩会選抜展(京橋)。2012年スペインの国際水彩画展に出品。同年フランスの美術雑誌「The Art of Watercolour」第8号に作品とインタビュー記事が掲載される。2013年八重洲ギャラリー、酒田市美術館ほか個展多数。著書に『水彩画 静かな光を求めて』『水彩画小さな光の音楽』(日貿出版社)
ろくろと手びねり B5判、112ページ、炎芸術編集 【おもな内容】土を使いやすく整える「土練り」から、手で少しずつ土を伸ばしていく「手びねり」、回転する電動ろくろの上で土を引き伸ばす「ろくろ作り」まで、成形の基本的な方法を紹介。
著者:日貿出版社 サブタイトル/書のスタイルブック ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 かな書を得意とする10人の実力派書家の競演で楽しむ、流麗で雅な百人一首の世界。小作品から大作まで様々なスタイルで表現された全100首に、歌の意味と作者についての解説、書家によるコメントを添えました。書美を追究する最先端の表現であると同時に平明かつ美しく、密度の濃いお手本集となっています。 ●目次 はじめに/かな書の基本/百人一首を書く 1~100/『百人一首』の世界/揮毫者一覧 揮毫:岩井秀樹、大石三世子、下谷洋子、高木厚人、田頭一舟、原奈緒美、日比野実、三宅相舟、山根亙舟、吉田久実子
化け物 想像力が生み出す異世界の住人 古今東西、人間がとらえた“化け物”の姿! 昔から、年中行事や祭り、子どもの遊びまで、私たちの暮らしは、 さまざまに姿を変えた化け物たちと共にありました。 人間によって創造され、信仰され、畏れられながらも、魅了し続ける“化け物”。 その魅力を、民族資料に浮世絵、絵本、マンガ、写真、現代アートまで、 多彩な造形表現を通じて紹介する画期的一書。 収録作家 シャルル・フレジェ、川鍋暁斎、武井武雄、佐々木マキ、長新太、川田喜久治 ほか ■判型:B5変 ■総頁:168頁 ■並製
ガラス工芸ノート B5判、164ページ、視覚デザイン研究所 【おもな内容】電気炉でつくるアクセサリー、ガラス器で使った絵付け色ガラスの粉でつくるペーパーウェイト、バーナーワークの技法、他
著者:渡邊 春雪 サブタイトル/呼吸とリズムで美しい文字 ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 多くの女性の憧れである「美しい文字」に近づくためには、呼吸とリズムを大切にしながら、くり返し書くこと。いろは47文字、それぞれの運筆から単体、連綿、変体がなまでを1頁の中に収めた。手本は約3センチ大の字体で細部までよくわかる。手紙とはがきに使われる言葉の用例と諸作例は実用的。伝統の雅と流暢な筆跡の作品も多数収載。多くの声にお応えして装い新たに待望の復刊。 ●目次 第1章 かな書道の基本(文房四宝 書道の姿勢 筆の持ち方 腕の構え 墨を磨る 用筆の基礎 呼吸 第2章 いろは歌の練習 第3章 かなの実用(かな単体の文字の形 二字連綿での文字の形 三字連綿 三字連綿~五字連綿 カタカナ一覧 手紙によく使われる文字) ●わたなべ・しゅんせつ 熊本県に生まれる。文部科学省認定硬筆検定一級取得。文部科学省認定毛筆検定一級取得(連合会長賞受賞)。書道笹波会総務、謙慎書道会理事、読売書法会幹事、日展入選(かな)、「日本の女流書展」出品(平成十二年~十八年)、日本書道教育学会審査員(昭和五十九年~平成十九年)以上を経て独立。個展「心の旅」東京銀座 鳩居堂(平成十九年二月)、指導教室 日本橋小津和紙文化教室 著書『心ゆたかに小倉百人一首』『心ゆたかにボールペンで楽しむ俳句』(いずれも日本習字普及協会)
1992B5・111頁本体2、500円4003-3遊び心で自由に彫り、使ったりプレゼントする。文字とイラスト、朱文字と白文字を様々に組み合わせ、名前印・住所印・似顔絵印・仏像印・蔵書印・動物印など、風流でユーモアに溢れた多作例を掲載した、印づくりへの誘い。【全国学校図書館協議会選定図書】
英習字の手本は大正時代にアメリカからもららされた。著者もそうだが、修練を重ね見事な作品を先達が残している。装飾文字・模様を含む流麗な作品と沿革、書法、用具など珍しい貴重な資料を多数見ることができる。
著者:中室 舟水 サブタイトル/美しい文字を書く ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 今までのかなの本では、手本を見ても思うように書けなかった。本書では、筆はこう使う。墨だまりは、どうしたら出来るのか?構成上の濃淡の意味は?などなど疑問がどんどんと氷解する。桑田三舟先生、日本一のかなの名人中室水穂という大先達から著者の体にたたき込まれたものをしっかりと引き出して、かな書の基本として反映した。かな書道の入門書として最適。 ●目次 第1章 かな書の基本を身につけよう/かな書のための用具/墨色の美を知る/さまざまな料紙(本料紙)小筆の選び方・扱い方/かなの基本用筆/かな書のための基本線/基本線を意識して「いろは」を書く/文字のほんとうの形を知る 第2章 かな美の特徴を知ろう/変体仮名とは?/変体仮名一覧/連綿表現とは/変体仮名を生かした連綿の練習/学んでおきたい古典/古典を生かした作品づくり/かな書の美とは?散らし書きとは? 第3章 ケーススタディ かな作品のつくり方 第4章 さまざまな作品展開 第5章 ワンランク上の表現のために かな書の落款/作品の仕上げとしての表装/私の作品制作 ●なかむろ・しゅうすい 1964年生まれ。31才で日展初入選。2001-2002年、読売書法展読売新聞社賞・日本書芸院大賞。2003年、読売書法会理事。2007年、読売書法展審査員。2009年、日本書芸院史邑賞。現在、日展会友、読売書法会理事、日本書芸院評議員、神戸笹波会理事長代行ほか。かな書の大家桑田三舟、父中室水穂、田頭一舟に師事。神戸笹波会を中心に、東京八重洲・渋谷・川崎・横浜・大阪・広島・福山・福岡・飯塚・宮崎などに教室。会の構成メンバーおよそ800人。
画材、歴史、基本技法からプロの裏技までクレパスの全てがわかる待望のクレパス画専門書。
現代アートの作家たちにも影響を与えている、“残酷絵・血みどろの絵師”で有名な、最後の浮世絵師月岡芳年(1839~1892)。そんな芳年が、月をテーマに100のタイトルを書き始めたのは、晩年も近い1885年であった。希有な浮世絵師の鬼才が、最後に到達した悟りの絵画でもあった。芳年の集大成にあたる月百姿シリーズ全てを網羅した初めての一冊です。なるべく制作年通りに掲載することで、作品自身の“成長”の過程も感じられる構成になっています。序文、作品解説は日本浮世絵博物館の酒井雁高氏。 判型:B5変形
強烈な衝撃を見る者にあたえ、 現代社会の悲劇をもっとも象徴すると評されるベーコンの絵画。 生と死、偶発と制御、革新と伝統。 あらゆるパラドックスを生む作品と、波乱万丈の生涯。 ピカソと並ぶ20世紀の巨匠、そのミステリアスにして稀有な魅力を 豊富な参考図版と論考より解剖を試みる。 フランシス・ベーコン(1909-1992)の芸術は、今日においても力強い輝きを放っている。 特に、驚くほど歪められた顔や体は、日常生活に潜む人間の暗部を思い起こさせる。 ベーコンの独創性は、そのカリスマ性や華やかで自由奔放な生き方と深く結びついている。 しかし、ベーコンの業績については、ピカソの場合と同じように、 自伝的な説明で単純に片づけてしまうのではなく、 絵の持つ激しさや実存的なパワーを捉えることが大切である。(本文より) 著者:マーティン・ハマー ■判型:B5変 ■総頁:145頁 ■上製
著者:前田 篤信 ジャンル:書道 体裁/B5・192頁 省庁に長年在任し、表彰状・祝辞・辞令など数万枚を揮毫してきた著者。その経験をふまえ、誰にでも書ける表彰状・賞状のノウハウを詳しく教えます。1987年初版、豊富な実例と文例、格調高い毛筆文字、具体的な書き方が好評のロングセラーが、新元号「令和」に一部の作例で対応して装い新たに登場です! [主な内容] 1 賞状の書き方 用具類、姿勢・執筆法・腕法 書く時の要領、割り付けの要領 2 賞状のための細楷の技法 基本点画の書き方、字形の整え方、ひらがなの書き方 3 賞状の作例 表彰状・賞状・感謝状・その他 4 賞状の文例 表彰状・賞状・感謝状・その他 5 祝辞の書き方 胸章(リボン)の書き方、式次第の書き方 公文書の手引 ●まえだ・とくしん 大正14年香川県高松市に生れる。松本芳翠、吉田栖堂先生に師事。昭和22年農林省に入省。統計情報組織を経て、昭和38年農林大臣官房秘書課係長。同48年同課課長補佐。同59年定年。その間、20有余年に亘り、本務のかたわら特命事項として、大臣名の辞令、賞状、祝辞等数万枚を揮毫する。書道玄海社常任理事、(財)日本書道美術館参与を歴任、若葉書道会を主宰した。平成2年4月死去。
ペベオ社のヴィトラーユ、油絵具、アクリル絵具を使ったミクストメディア作品集です。 B5判フルカラー148頁 作品点数120点余。用美社 刊。中山智介著。
着倒れ方丈記 HAPPYVICTIMS 都築響一著 日本のリアリズム。混沌と欲望の小宇宙。 シャネル、グッチ、エルメス、マルジェラ......。 様々なブランドに覆われた部屋の収集品の累々を取材。 食費を削ってでも収集したいというお気に入りのブランドが混在する空間とこだわりの光景。 85点の写真に加え、「着倒れ人」たちの心の断片を綴ったそれぞれのテキストも一層興味をそそる。 雑誌、「流行通信」で7年間に亘り連載、待望の書籍化。 B5判/176頁/並製
今迄、誌面発表の場が限られていた、現代の金属でつくられたアート作品を、一同に紹介するGRAPHICCOLLECTIONの第一弾。26作家、約120作品を収録。金属造形の「今」を浮き彫りにするメタリアルアート写真集 判型:B5変型
著者:中川 忠峰 サブタイトル/匠に学ぶ粋とぬくもり ジャンル:面・他彫刻 体裁/B5変・127頁 「根付」とは、印籠や袋物などの提げ物を帯に挟んで下げるときの留め具。その魅力は繊細な彫刻による、しゃれ、おかしみ、あたたかみ、ひねりなどの表現にある。本書は「伊勢根付」の第一人者である著者が、木を材料に彫る根付の制作方法を、多くの写真と図でやさしく紹介した入門書。「栗」「茄子」「きのこ」「瓢箪」「落花生」など、木肌の味わいを生かした12作例で学べます。木彫をこれから始められる方、すでに他の木彫をなされている方にも、お楽しみいただける参考書です。 [主な内容] 根付の豆知識/伊勢根付とは/根付を作る前に/道具・材料紹介/彫刻刀の使い方/基礎実技、球を作る/実技入門、栗・茄子・ガク折り茄子・きのこ・瓢箪・落花生・タケノコ・お多福豆・ソラマメ・蛤・柿・南瓜に蝸牛・ふくろう/彫刻刀の手入れ/困ったときのQ&A/道具・材料取扱店/根付案内など ●なかがわ・ただみね 昭和22年、三重県伊勢市生まれ。昭和53年、大工職人から木彫の道に入る。伊勢一刀彫・中本忠道氏に師事。昭和55年より本格的に根付制作を始める。昭和62年、故高円宮殿下に作品をお求めいただく。平成5年、伊勢根付彫刻館を開館。平成20年、三重県文化賞文化功労賞受賞。現在、国際根付彫刻会会長。
本書は、日本随一の浮世絵の所蔵量を誇る、日本浮世絵博物館のコレクションから、浮世絵師・葛飾北斎の代表作はもちろん、逸品・珍品・肉筆画、または未公開作品までを一堂に網羅した、北斎生誕250周年を迎えるにふさわしい一冊になっております。解説文には全て英訳文を付け、日本のみならず、世界中の浮世絵ファンに向けて、改めて北斎の魅力を紹介出来る内容になっております。死の直前まで絵筆を離さず、常に上達したいという願望から逃れられなかった、“狂人”北斎の尽きる事のない情熱を感じ取れます。 判型:B5変型168頁
幕末を代表する金工師である正阿弥勝義とエミール・ガレの作品を中心に、類似点、相違点を御覧下さい。また、勝義と同様、当時の代表的な金工師である後藤一乗の没年が覆ることになる直筆の手紙が登場する、コラム:「新発見後藤一乗の手紙」も必見です。判型:B5変型120頁
B5判272ページ絵師酒井抱一・鈴木其一・中野其明寄稿榊原吉郎(京都市芸術大学名誉教授)解説故塚元洋太郎(前京都大学教授農学博士)宗達、光琳に続く琳派を代表する酒井抱一は、草花図を得意とし、叙情性をたたえた繊細な筆致は江戸時代後期の装飾画風を形成した。本書に収載した528点に及ぶ四季の花々は、抱一・其一・其明の三画家により描かれたもので、卓越した描写力と詳細な図版解説は、絵画研究や博物学においても貴重なものと思われます。本書は、「四季の花(木版画・大正3年刊)の新装版です。
B5判272ページ絵師酒井抱一・鈴木其一・中野其明寄稿榊原吉郎(京都市芸術大学名誉教授)解説故塚元洋太郎(前京都大学教授農学博士)宗達、光琳に続く琳派を代表する酒井抱一は、草花図を得意とし、叙情性をたたえた繊細な筆致は江戸時代後期の装飾画風を形成した。本書に収載した528点に及ぶ四季の花々は、抱一・其一・其明の三画家により描かれたもので、卓越した描写力と詳細な図版解説は、絵画研究や博物学においても貴重なものと思われます。本書は、「四季の花(木版画・大正3年刊)の新装版です。
著者:岩野 勇三 サブタイトル/制作と技法の実際 ジャンル:面・他彫刻 体裁/B5・310頁 気鋭の彫刻作家であると同時に、美術教育にも情熱を注いだ著者が3年の歳月をかけ完成させた技法書です。美大で教えていたのと同じ、具体的な制作の全課程をそのまま紙上に再現。850枚もの写真を駆使し丁寧な解説を加えました。他に類を見ない価値ある彫塑の技法書として、1982年の初版から好評を博し、累計7800部発行のロングセラー。長く品切となっていましたが、多くのご要望にお応えし、このたび装い新たに復刻しました。 ●主な内容・目次など 序文/はじめに/彫刻とは/彫塑とは/彫刻とデッサン/モデルとポーズ/仕事と準備/首を創る/裸体を創る/コスチュームの人物像/石膏どり/流し込み/張り込み/じかづけ/コンクリートによる注ぎ込み/ポリエステル樹脂によるFRP成形/動物の彫刻/レリーフ/あとがき ●いわの・ゆうぞう 1931年新潟県高田市に生れる。44年大泉師範附属小学校卒業。49年佐藤忠良氏に師事。50年新潟県高田高等学校卒業。62年第8回世界青年学生平和友好祭文化代表ヘルシンキへ。63年第1回宇部野外彫刻コンクール入選。66年東京造形大学開設され、専任講師となる。69年第4回昭和会展で林武賞受賞。80年第1回高村光太郎大賞展優秀賞受賞。81年長野市野外彫刻賞受賞。86年第17回中原悌二郎賞受賞。87年8月25日死去。
著者:齋藤 美洲 ジャンル:面・他彫刻 体裁/B5変・231頁 現代根付の草分け的存在である著者が、「福雀」「お福面」「うさぎ」「猩々」「白鳥」の5作例を掲げ、根付彫刻の技法と手順を分かりやすく紹介。増補頁では、著者の近作約50点をカラーで収録しました。 本書を通して日本の伝統の技を知っていただくとともに、手のひらの中で「自分だけの小宇宙」を創造する喜びを体験していただければと願っています。 ●主な目次 第1章 はじめに 根付とは何か/歴史/根付の種類/現代の根付 第2章 準備篇 根付造形の基本的な考え方/根付彫刻を始めるまえに 材料と道具 第3章 実技基礎篇 作例・福雀 作例・お福面 第4章 実技応用篇 作例・うさぎ 作例・猩々 作例・白鳥 ●さいとう・びしゅう 1943年 東京都生まれ。 1962年 父・齋藤昇齋に師事。太平洋美術学校にて、デッサンと彫塑を学ぶ。 1977年 「根付研究会(現・国際根付彫刻会)」を発足、会長となる。 1981年 大英博物館より作品の買い上げを受ける。 1982年 「根付研究会」改め「根付彫刻会」となり、会長に就任。 1984年 著書『根付彫刻のすすめ』刊行(日貿出版社) 1995年 国際根付彫刻会会長を退く。 2008年 著書『新装普及版 根付彫刻のすすめ』刊行(同) 2009年 著書『根付を楽しむ』刊行(同) 現在、埼玉県在住。