商品の説明
パーマネントマスキングメジウムについて
パーマネントマスキングメジウムを紙に塗ると、塗った部分が耐水性に変わります。このメジウムを直接水彩絵具と混ぜ合わせると、細部をくっきりと描写することができます。パーマネントマスキングメジウムで下塗りした部分が乾燥してから、次の作業に移ります。ヘアドライヤーを使うと早く乾かすことができます。パーマネントマスキングメジウムで下塗りした部分はいったん乾かすと水をはじくようになり、その部分に水彩絵具を重ね塗りしても色が定着しなくなります。
使い方
パーマネントマスキングメジウムは白い紙に直接塗るほか、薄く塗った絵具が乾いたところに塗ったり、絵具に混ぜて使ったりすることができます。パーマネントマスキングメジウムを混ぜた絵具は、ぬれた状態では自由に塗りなおすことができますが、いったん乾くとその部分は()されます。パーマネントマスキングメジウムを使用した筆は、別の絵具に使う前に、温かい石けん水で洗ってください。
次の例では、パーマネントマスキングメジウムの効果を示しています。水彩絵具を薄く塗っても、パーマネントマスキングメジウムで処理された部分には絵具は定着しません。もう一つの例は、バーントシエンナーをパーマネントマスキングメジウムに混ぜてから紙に塗り、乾燥後、バーントアンバーを上塗りした場合です。バーントシエンナーが分離している様子がよくわかります。
パーマネントマスキングメジウムとアートマスキング液の違い
・パーマネントマスキングメジウムは除去できません。
・パーマネントマスキングメジウムは絵具と混ぜることができます。
・パーマネントマスキングメジウムは筆洗が簡単です。
・アートマスキング液は乾くまでの時間が短く、広い範囲のマスキングに適しています。これに対しパーマネントマスキングメジウムは細密画や独自の表現効果をあらわすのに適しています。