膠液に明礬を少し加えた透明度のある混合液です。紙などのにじみを止めて絵具の剥落を防ぐことにあります。又、箔の上に絵具を塗るときドーサを引くことで定着をよくしたり変色を防いだりする役割もあります。※乾燥は一昼夜、夏場はできるだけ涼しい場所、冬場は凍てつかないよう、充分な注意が必要です。
膠の液に明礬を溶かしたもの、紙や絹本の滲み止めとして、作品を描く前に基底材に塗って乾かしておきます。
膠液に明礬を少し加えた透明度のある混合液です。紙などのにじみを止めて絵具の剥落を防ぐことにあります。又、箔の上に絵具を塗るときドーサを引くことで定着をよくしたり変色を防いだりする役割もあります。※乾燥は一昼夜、夏場はできるだけ涼しい場所、冬場は凍てつかないよう、充分な注意が必要です。
ドーサとは、薄い膠液に明礬を混ぜたものをいいます。もともとにじみやすい性質の紙を、にじみの無い紙に変えたい場合、紙の表面にまんべんなく塗ります。水が乾くと紙の繊維の間に入り込んだ膠が固まり、目止めになりにじまなくなります。明礬は、一旦固まった膠が絵具の水気でふやけで溶け出さないように、固めておく役割があります。ですので、薄い膠液を塗るだけでは完全なドーサにはなりません。 膠は動物性タンパク質コラーゲンで出来ており、そのままでは非常に腐敗しやすいものです。わがみ小路の膠は、腐敗の原因である不純物を極力取り去り、また安全性に問題の無い範囲で防腐剤を用いています。これにより、長期保存が可能です。 気温の低い状態では、膠はゼリー状に固まりますが、暖めれば元に戻ります。もちろん、品質には全く問題ございません。
