商品の説明
ドーサとは、薄い膠液に明礬を混ぜたものをいいます。もともとにじみやすい性質の紙を、にじみの無い紙に変えたい場合、紙の表面にまんべんなく塗ります。水が乾くと紙の繊維の間に入り込んだ膠が固まり、目止めになりにじまなくなります。明礬は、一旦固まった膠が絵具の水気でふやけで溶け出さないように、固めておく役割があります。ですので、薄い膠液を塗るだけでは完全なドーサにはなりません。
膠は動物性タンパク質コラーゲンで出来ており、そのままでは非常に腐敗しやすいものです。わがみ小路の膠は、腐敗の原因である不純物を極力取り去り、また安全性に問題の無い範囲で防腐剤を用いています。これにより、長期保存が可能です。
気温の低い状態では、膠はゼリー状に固まりますが、暖めれば元に戻ります。もちろん、品質には全く問題ございません。