万葉の花 四季の花々と歌に親しむ 片岡寧豊著 万葉集に詠まれた歌百選。 万葉びとが花の姿に託した溢れる想い。 野辺の花や景色を美しい写真と文章で綴った一冊。 万葉集のなかから約100種を取り上げ、登場する植物と花について解説しました。 万葉の花研究家として知られる著者が、花びらひとつひとつに心を寄せて、その花が語ろうとする心を見事に伝えます。 自然とともに生きた万葉びとの心に触れ、いにしえの情景をお楽しみください。 版画:吉崎秀夫 写真:佐伯伸、ほか A5判/176頁/並製
江戸の花競べ 小笠原左衛門尉亮軒著 上は天皇から将軍まで、加えて庶民層に至るまで、花作りに情熱を傾けた江戸の人びと。 草花愛好ブームの魁となり、「生け花」は興隆を見せ、品種改良に驚くべき発達を見せた。 当時の資料をもとにその様を紹介する。 B5判/116頁/並製
京都花名所 写真:横山健蔵 歴史と文化に彩られた京洛花絵巻。 修学院離宮の水面に映る紅葉、参道に散り敷く法然院の籔椿、祇園白川の枝垂桜-。 1200年の都が培った、情緒あふれる四季折々の名場面が次々に登場。 季節感溢れる花の歳時記。 〈主な掲載寺社・名所〉 桂離宮/北野天満宮/京都御所/高台寺/三千院/修学院離宮/醍醐寺/哲学の道/岡崎疏水/天龍寺/二条城/仁和寺/平等院/平安神宮/円山公園/ほか A5判/136頁/和英対訳/並製
B5判272ページ絵師酒井抱一・鈴木其一・中野其明寄稿榊原吉郎(京都市芸術大学名誉教授)解説故塚元洋太郎(前京都大学教授農学博士)宗達、光琳に続く琳派を代表する酒井抱一は、草花図を得意とし、叙情性をたたえた繊細な筆致は江戸時代後期の装飾画風を形成した。本書に収載した528点に及ぶ四季の花々は、抱一・其一・其明の三画家により描かれたもので、卓越した描写力と詳細な図版解説は、絵画研究や博物学においても貴重なものと思われます。本書は、「四季の花(木版画・大正3年刊)の新装版です。