紙質:手漉き雁皮紙 寸法:483×303mm 上質の鳥の子紙を朱に染めた写経用紙。命・太陽・力の象徴として「朱」は太古から人間を魅了しつづけてきました。魔を祓う儀式に欠かせない色として土器や埴輪などにも多用されてきたし、また純粋にその美しさも愛され、様々な装飾に使われてきました。仏教寺院や神社に朱塗りの柱がありますが、これはまさしく魔よけの色です。聖なるもの護る朱の力。 この写経用紙の深く暖かい朱いからは、華やかさというよよりも洗練された高貴さと重厚さを感じます。色としての美しさと、魔をよける力を兼ね備えた写経用紙です。