成分-フタル酸アルキド樹脂をペトロールに溶解した、描画用溶き油です。 用法-ご使用になるときは、筆又はパレットナイフでよく混ぜ合わせてください。 性質-油絵具ム光沢を増し、乾燥を早め、流動性を高めて筆さばきが大変スムーズになります。皮膜は耐候性、密着性がよく、強靭になります。
成分-アクリル酸エステル樹脂をペトロールに溶解した、乾燥の速い無色透明のパンドルです。 性質/ダンマル樹脂を使用したものに比べ、皮膜にもろさが無、く堅牢で黄ヤケしない耐候性の良い溶き油です。
成分-アクリル酸エステル樹脂と特殊加工した乾性油をペトロールで溶解した、調合溶き油です。 性質-絵具に混ぜて使用すると、絵具の乾燥を早め、黄変することのない堅固な皮膜を作ります。 用法-ご使用になるときは絵具とよく練り混ぜてください。ペトロール、テレピンなどの溶き油で薄めても使用できますが、適度の粘度に調整されていますので、なるべく単独使用をして下さい。 注意-油が付着した布や紙は場合により発火の恐れがあります。焼却するか水につけて捨ててください。
成分-重合アマニ油とテレピン油の混合体につや消し剤としてビーズワックス(蜜蝋)を10%溶かしたものです。 用法-落ち着いた柔らかいマットの効果を出す為に、直接絵具と混ぜて使うかテレピン油などの揮発性溶き油で薄めて使います。使用前にビンを良く振ってからお使いください。 注意-使い過ぎると絵具の乾燥が遅れ、密着が弱くなります。油が付着した布や紙は場合により発火の恐れがあります。焼却するか水につけるかして捨ててください。
成分-精製したケシ油を長く日光に晒して漂白し、また冬期に発生する白いヨドミを寒漉し(かんごし)して取り除いた、完璧な精製度をもつ不揮発性の溶き油です。 用法・性質-絵具に混ぜて流動性と光沢を与え、多量に使うほど乾きが遅れ、刷毛目が消えます。リンシードオイルよりやや乾きが遅いです。リノール酸の含有が多いので、黄ヤケの恐れはありません。 稀釈剤-テレピンかペトロールで調合します。 注意-油が付着した布や紙は場合により発火の恐れがあります。焼却するか水につけて捨ててください。
成分-すでに精製したアマニ油を長く日光に晒して漂白し、また低温時にに生じる白いヨドミを寒漉し(かんごし)して取り除いた、完璧な精製度の不揮発性溶き油です。 用法・性質-絵具に混ぜて流動性と光沢を強め、多量に使うほど乾きが遅くなり刷毛目が消えます。また、薄暗い所で黄ヤケし、明るい所でまた元に戻る性質があります。 稀釈材-薄めて使う時はテレピンかペトロールで調合します。 注意-油が付着した布や紙は場合により発火の恐れがあります。焼却するか水につけて捨ててください。
成分-金属塩のオクテン酸鉛を重合アマニ油とペトロールに溶かした速乾性のオイルメディウムです。 性質-絵具を全面的、部分的に早くく乾燥させたい時や、冬期、絵具の乾きが遅い場合に使用します。シッカティブペールはシッカティブダークよりやや乾燥させる力が弱いのですが、液色が薄いのでホワイトやレモンイエローのような明るい色の色調や明るさに影響しません。 用法-普通は溶き油に10%以内に混ぜて使います。直接絵具に練り混ぜる場合は2~3%以内。表面より内部乾燥(重合型)が主になっていますから、使い過ぎない限り皺よりの恐れはありません。 注意-油が付着した布や紙は発火の恐れがあります。焼却するか水につけて捨ててください。
成分-アマニ油を長時間高温で加熱重合させた高粘度の乾性油です。 用法・性質-絵具に混ぜて流動性を高め、透明で弾力性と光沢をもった皮膜を作ります。ボイルドリンシードと比べて乾燥はやや遅いが黄ヤケは僅少です。刷毛目が出ないのでクラシックな平塗りの表現が出来ます。 稀釈剤-粘度が高いので、通常はテレピンかペトロールで調合して使います。 注意-油が付着した布や紙は場合により発火の恐れがあります。焼却するか水につけて捨ててください。
成分-スマトラ産極上ダンマーの粒子の中から単色の淡色のものをより分け、40%の高濃度に溶解したものです。主溶剤はαピネンです。 性質-速乾性で、光沢が強い塗膜となります。完成した油絵に塗ることにより描いた当時の透明感と生気を取り戻します。また、画面を樹脂膜で覆い有毒ガス、紫外線、湿気から作品を護ります。 用法-絵が完全に乾いてから(6ヶ月以上経ったもの)埃や汚れをふき取り、スプレーか柔らかい筆・刷毛で薄く均等に塗ります。(厚く塗りたい場合は数回に分けて塗ります。一度に厚塗りすると亀裂が走る原因になります。)ダンマータブロー塗膜の塗り替えの際には、テレピンかペトロールで塗膜を剥離させます。 注意-湿度の高い日に塗ると白濁する事があります。どうしても湿度の高い日に作業する必要がある場合は、ガラス板に塗って試してから作業にかかりましょう。
成分-スチレン系合成樹脂30%をペトロールに溶解した、仕上げ用ワニスです。 性質-速乾性で光沢のある塗膜を作ります。完成した油絵に塗り、制作当時の透明感と生気を取り戻します。また、画面を樹脂膜で覆い、有毒ガス、紫外線、湿気から油絵を保護します。特にこの合成樹脂は紫外線に強く、塗膜は黄変しません。 用法-絵が完全に乾いてから(6ヶ月以上経ったもの)埃や汚れをふき取り、スプレーか柔らかい筆・刷毛で薄く均等に塗ります。(厚く塗りたい場合は数回に分けて塗ります。一度に厚塗りすると亀裂が走る原因になります。)タブロー塗膜の塗り替えの際には、テレピンかペトロールで塗膜を剥離させます。 注意-湿度の高い日に塗ると白濁する事があります。どうしても湿度の高い日に作業する必要がある場合は、ガラス板に塗って試してから作業にかかりましょう。