小倉遊亀 モデルは、身近な家族や自生の椿、庭に咲く紅梅や、ときとして知らぬ間に咲いてしまった葱坊主であった。 師、安田靫彦から「一枚の葉っぱがつかめたら、世界が手に入る」と示された入門の日から、80年以上の長い年月が過ぎ去った。これが、私の精一杯であったと思う。 序文:小倉遊亀(1999年、パリ帰国記念展図録より) A6判/32葉/ポストカードブック
古伊万里入門 -珠玉の名陶を訪ねて- 肥前有田に誕生した伊万里焼は、東インド会社を経由して瞬く間にヨーロッパの人々を魅了しました。 本書では、初期伊万里、古九谷、柿右衛門、鍋島など優品約300点を掲載し、発達の経過を辿ります。 監修:佐賀県九州陶磁器文化館 文庫判/256頁/並製
仏師に聞く 仏像彫刻教室 〈続〉 高井琮玄著 ひと目でわかる仏像彫刻入門書、待望の続編! 目、鼻、口、仏頭などの部分から全体像まで、仏像彫刻の掘り方を様々なアングルから撮影、視覚的にひと目ですべてがわかる待望の教科書。 読者の疑問を即座に解消する画期的な一冊。 写真:亀川秀一郎 〈目次抜粋〉 □部分を彫り進める:仏頭粗彫、目、鼻、口、耳ほか □全体を彫り上げる:阿弥陀如来、十一面観音像、四天王ほか □名作に学ぶ:阿弥陀三尊(松久宗琳作) A4変/136頁/並製