活性成分がチアゾール系化合物。アラビアゴム、膠、カゼイン等の水溶液の防腐剤。銀箔などにも安定していて変化を与えることはない。経口致死量LD50は1.25~2.5gの低毒性物質。各水溶液100mlに5滴が適量。手や顔などの皮膚についた場合は、刺激があるのですぐ水で洗い流して下さい。※LD50は動物の体重1kgに対する致死量で、30mg/kg以下のものを毒物、30mg/kg~300mg/kg以下のものを劇物と区分している。外観 茶褐色、透明、液体組成 ベンツイリソチアゾリン
絵画展の搬入、作品の保護、画面の「くっつき」から作品を守る 画面粘着防止 保護紙 「クッツカーネ」は、油彩やアクリル絵具による作品のための保護紙です。 画面の粘着性によって、作品同士や、作品と包装紙とがくっつく(ブロッキングする)のを防ぎます。 【使い方とご注意】 ・ツルツルの面が画面に向くようにしてご利用ください。 ・必要な大きさにカットしてご利用ください。 ・保護面(ツルツルの面)には粘着テープや接着剤などは付きません。固定する時やつなぎ合わせる時の接着には、逆の面を活用してください。 ・画面次第では開棚の際に画面の中の弱いところからはがれる恐れがありますので、指触乾燥レベルの極めて弱い画面については適しておりません。 ・作品の柔軟性の状態によっては塑性変形することがありますので、十分乾かしたあと、湿気の少ないところで保管してください。 【製品詳細】 素材:紙・シリコーンワックス カット判(45cm×53cm巻き)
金地テンペラを含めて板絵用の支持体。厚さは18mmのシナ材の共芯で大きさは葉書大、葉書二倍大、P4、P6、P8である。P6、P8はそのままでは反る場合があるので裏に桟を入れておくとよい。
ベルギー(下地用)やフランス(仕上げ用)の山岳地域より産出される優れた天然白亜。下地用は色が少し暗く、仕上げ用は白く明るい。昔から絵画の下地用として使用されてきた。ニカワやカゼインと練って吸収性下地、鉛白と混合して乾性油と練り合わせて非吸収性下地とする。●外観白色、粉体●組成炭酸カルシウム、クレー、微量の鉄系成分
東南アジアに生息するラワン属の樹木の樹液を精選したもの。昔からテンペラ画や油彩画の材料として有名。
油絵具の体質顔料で乾性油と練ると半透明になり、油絵具の透明性を強調できる。外観白色、不透明、粉体組成水酸化アルミニウム吸油量65~70
金地テンペラを含めて板絵用の支持体。厚さは18mmのシナ材の共芯で大きさは葉書大、葉書二倍大、P4、P6、P8である。P6、P8はそのままでは反る場合があるので裏に桟を入れておくとよい。
ニュージーランド産ミルクカゼインで、乳酸菌で処理した最上質。
テレビン油の主成分でそれから蒸留により抽出する。文献の中には画用液処方としてテレビン油の代わりに使用されている例がある。
アフリカ産蜜蜂の巣から加熱圧搾法、抽出法などによって採取した蝋を精製加工した上品質の蝋。古代より描画用の代表的な蝋と利用されてきた。ぺトロールやテレビン油に溶解することができ、絵画の表面保護(艶なし)として利用される。また、油絵具の展色材に添加され絵具の粘稠性の付与、ダンマルガムとともにキャンバスの裏打ちなどに使用される。外観白~帯黄色、半~不透明、粒状組成主成分としてミリシルアルコールのパルミチン酸エステル融点60~65℃
ベルギー(下地用)やフランス(仕上げ用)の山岳地域より産出される優れた天然白亜。下地用は色が少し暗く、仕上げ用は白く明るい。昔から絵画の下地用として使用されてきた。ニカワやカゼインと練って吸収性下地、鉛白と混合して乾性油と練り合わせて非吸収性下地とする。●外観白色、粉体●組成炭酸カルシウム、クレー、微量の鉄系成分
フタル酸とグリセリンから作られるアルキド樹脂を大豆油で変性し、絵画制作に用いる普通の乾性油と同じように常温乾燥するよう加工した液体型の合成樹脂で、非常に強靱な塗膜を作り、チューブ型画用液の原料に用いられる。 調合画用液の原料に配合したり、そのまま絵具に混ぜる。筆跡を抑えた滑らかな固い塗膜の画面になる。グリセリンはアルコールの一種なので、その「アル」と酸の「アシッド」とをつなげたのがこの名の元になっている。 ●外観 茶褐色、高粘稠液 ●組成 無溶剤型大豆油変性アルキド樹脂
イミダゾール系化合物を活性成分とする。アラビアゴム、膠、カゼインなどの水溶液の防カビに用いる。水には溶けず、アルコールに数%ほど溶けるのみなので、メディウムや絵具に練り込むような形で用いる。タブローに分散させる用法も試みられている。経口致死量LD50=3.1~3.8g/kgと低毒性であり、食品添加物にも用いられている。 ●外観 白色粉末 ●組成 チアベンダゾール (チアゾリルベンズイミダゾール、TBZ)
石膏を塗った板の表面を滑らかにする鋼板。大・中・小の3種ある。石膏面を扇状に削ると描くのがもったいない程滑らかに仕上がる。(使用する前に粗砥石でよく研ぐこと。)
北アフリカスーダンに生息するアカシア科の樹木の樹脂。人手による精製品の上品質を粉にしたもの。
フランス産兎の皮より採取した最高級品。板膠を粉砕したもので粉砕時の危険性がなく、溶解も容易。古代より絵画材料として存在している。水に常温で膨潤し加熱して溶解する。膠は低濃度で高接着性があり、顔料の色の保証や吸収性下地に有利。また、低温で凝固し加温することで流動性を生じることは技法に大きい影響力を持っている。膠は熱により強度を失うので溶解時の加温は湯煎で60℃以下にとどめる。板、布、紙などの目止め、日本画、テンペラ画、油彩画などの各種絵画の下地に使用される。外観 黄褐色~褐色、半透明組成 誘導蛋白質
ダンマルワニスとは、ダンマルガムをテレピン(ターペンタイン)あるいはαピネンで溶いた樹脂溶液です。 揮発性の溶液が空気中に逃げてしまった後、ダンマルガムは乾いて固まり、樹脂の皮膜となって作品の艶出しや保護に一役買ったり、接着剤として使われることもあります。 ダンマルガム【東南アジアに生息するラワン属の樹木の樹液を精選したもの。昔からテンペラ画や油彩画の材料として有名。】
金地テンペラを含めて板絵用の支持体。厚さは18mmのシナ材の共芯で大きさは葉書大、葉書二倍大、P4、P6、P8である。P6、P8はそのままでは反る場合があるので裏に桟を入れておくとよい。
紙製の分厚いボール板にベニヤの囲いを付けたものです。この中に石膏を流し込みます。紙のボール板に凸凹が施されているのは、石膏がよりしっかり定着するようにです。仕上げに表面を平滑にするために、削り鋼パネルを使います。F4号の規格寸法=242×333mm
ベルギー(下地用)やフランス(仕上げ用)の山岳地域より産する優れた天然白亜。下地用は色が少し暗く、仕上げ用は色が白く明るい。
石膏を塗った板の表面を滑らかにする鋼板。大・中・小の3種ある。石膏面を扇状に削ると描くのがもったいない程滑らかに仕上がる。(使用する前に粗砥石でよく研ぐこと。)
東南アジアに生育する樹木より採取した樹脂で、天然樹脂の中では最も硬いものに属する。ダンマルガムに比べ、硬くて透明な塗膜を作る。 そのままでは乾性油や溶剤に溶けないので、長時間の高温加熱処理を行い、溶けるように加工してある。樹脂だけでは脆いため、通常サンシックンドオイルかスタンド油を混合し、速乾性の描画用メディウムとして用いる。テンペラや油彩画の箔押しにも使われる。 ●外観 黒褐色塊状 ●組成 トリテルペン化合物
東南アジアに生息するラワン属の樹木の樹液を精選したもの。昔からテンペラ画や油彩画の材料として有名。
石膏を塗った板の表面を滑らかにする鋼板。大・中・小の3種ある。石膏面を扇状に削ると描くのがもったいない程滑らかに仕上がる。(使用する前に粗砥石でよく研ぐこと。)
紙製の分厚いボール板にベニヤの囲いを付けたものです。この中に石膏を流し込みます。紙のボール板に凸凹が施されているのは、石膏がよりしっかり定着するようにです。仕上げに表面を平滑にするために、削り鋼パネルを使います。F6号の規格寸法は=318×410mm
金地テンペラを含めて板絵用の支持体。厚さは18mmのシナ材の共芯で大きさは葉書大、葉書二倍大、P4、P6、P8である。P6、P8はそのままでは反る場合があるので裏に桟を入れておくとよい。
長さ:1m 布巾:1.05m 金地テンペラ用麻布 前膠処理した板に膠で貼りつけ、この上にボローニャ石膏液を塗る。純麻で織りは蚊帳状である。
箔刷毛は金地テンペラにおける金箔を画面に置く道具。