アルフォンス・ミュシャ 19世紀末から20世紀にかけて開花したアール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。 チェコに生まれ、パリの舞台女優、サラ・ベルナールのポスターを制作して一躍有名になりました。 そのロマンティックで華やかな作風は、没後半世紀を経た今も、幅広い人気を集めています。 序文:斉藤充夫 A6判/32葉/ポストカードブック
ヨハネス・フェルメール 今から約350年前、オランダ芸術の黄金期を象徴する画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)。 その生涯は多くの謎に包まれ、現存する作品はわずか30数点ともいわれています。 名作「青いターバンの少女」「牛乳を注ぐ女」など総数28点を世界の美術館より取材してその魅力を紹介します。 序文:小林頼子 A6判/32葉/ポストカードブック
トゥルーズ=ロートレック ムーランルージュに象徴される画家、ロートレック(1864-1901)。 退廃的なムードの漂う世紀末のパリ。モンマルトルのダンスホールやキャバレーに通い、娼婦や踊り子など、人々の姿を巧みに表現し数多くの名作を生み出しました。 ポスターを中心に、世界の美術館より取材、その魅力を紹介します。 序文:富田章 A6判/32葉/ポストカードブック
奥村土牛 現代日本画壇の最高峰に位置した奥村土牛。 16歳で梶田半古に入塾ののち、小林古径に兄事。 また、ゼダンヌに学び、いち早く写実に目覚め、造形としての絵画をひたすら追求しました。 1962年、文化勲章を受章。現代日本画史上の傑作とされる「鳴門」「醍醐」をはじめ、格調高い清新な作品世界を紹介します。 序文:草薙奈津子 A6判/32葉/ポストカードブック
斎藤清 代表作【会津の冬シリーズ】で知られる斎藤清は、日本の現代版画の創成期を支え、木版画のパイオニアとして活躍しました。 一方、軽妙洒脱に単純化されたフォルムで制作した、猫や少女などの題材にも心惹かれる作品を多く残しています。 猫の「凝視」と題した画伯の作品集です。 序文:杉本明郎 A6判/32葉/ポストカードブック
小磯良平 清楚で爽やかな女性像などで知られる小磯良平は、昭和の時代を代表する洋画家です。 フランスに滞在ののち、母校の東京芸術大学で後進の指導に尽力し、1983年には文化勲章を受章しました。 油彩、素描、版画など、神戸市小磯良平記念美術館の優品を紹介します。 序文:廣田生馬 A6判/32葉/ポストカードブック
小倉遊亀 モデルは、身近な家族や自生の椿、庭に咲く紅梅や、ときとして知らぬ間に咲いてしまった葱坊主であった。 師、安田靫彦から「一枚の葉っぱがつかめたら、世界が手に入る」と示された入門の日から、80年以上の長い年月が過ぎ去った。これが、私の精一杯であったと思う。 序文:小倉遊亀(1999年、パリ帰国記念展図録より) A6判/32葉/ポストカードブック
小野竹喬 鮮やかな色彩と漂う気品。自然の素朴な変化に目を向け、澄みきった世界を展開する京都画壇の巨匠にして文化勲章作家でもある小野竹喬。 洗練された画技と深い精神性で癒しと安らぎをあたえ、「茜空の画家」の名で呼ばれる竹喬の名品を全国より紹介しています。 序文:上薗四郎A6判/32葉/ポストカードブック
上村松園 明治8年、京都に生まれた松園は、気品に満ちた美人画を描き続け、昭和23年、女性初の文化勲章を受章しました。 格調高い美人画は、日本画壇史に燦然たる光芒を放ち、今もなお、多くの人々に深い感銘を与えています。 名作、「序の舞」をはじめ代表作を全国に取材しました。 序文:上村淳之 A6判/32葉/ポストカードブック
川合玉堂 日本の四季が織りなす美しい自然、そして、そこに生きる人々の生活を情緒豊かに写実的に描き続け、近代日本画壇を代表する画家として活躍し、昭和15年、文化勲章を受章しました。 日本人の心の奥に潜む細やかな情感が巧みに表現された作品群を全国に取材し紹介します。 序文:福井文夫 A6判/32葉/ポストカードブック