非常階段東京 TokyoTwilightZone 佐藤信太郎著 黄昏に浮かび上がる雑然として町並み、さまざまな表情。新しいものと古いものが同時にうごめき最も美しい姿を現す瞬間。 大都市東京から放たれる底知れぬエネルギーを幻惑的かつリアリティにとらえた快作。 自然光と人工光が妖しく混ざりあう、東京の最も美しい表情がここにある。 2009年度「日本写真協会賞新人賞」受賞 寄稿:塚本由晴 B4判/88頁/並製
川合玉堂 日本の四季が織りなす美しい自然、そして、そこに生きる人々の生活を情緒豊かに写実的に描き続け、近代日本画壇を代表する画家として活躍し、昭和15年、文化勲章を受章しました。 日本人の心の奥に潜む細やかな情感が巧みに表現された作品群を全国に取材し紹介します。 序文:福井文夫 A6判/32葉/ポストカードブック
小野竹喬 鮮やかな色彩と漂う気品。自然の素朴な変化に目を向け、澄みきった世界を展開する京都画壇の巨匠にして文化勲章作家でもある小野竹喬。 洗練された画技と深い精神性で癒しと安らぎをあたえ、「茜空の画家」の名で呼ばれる竹喬の名品を全国より紹介しています。 序文:上薗四郎A6判/32葉/ポストカードブック
ataraxia [アタラクシア] 写真:岡田敦 歌:伊津野重美 長時間露光によって蒼い海に白い波が渦巻く。神秘的な美しさが底なしの静謐を湛える。自然の生命のうねりを写し撮った幻想的な光景。 タイトルは古代ギリシャの哲学者、エピクロスの思想で精神的な快楽を意味する。 木村伊兵衛賞受賞後第一作。 アートディレクション:原拓郎 B4変(255×257mm)/72頁/上製
万葉の花 四季の花々と歌に親しむ 片岡寧豊著 万葉集に詠まれた歌百選。 万葉びとが花の姿に託した溢れる想い。 野辺の花や景色を美しい写真と文章で綴った一冊。 万葉集のなかから約100種を取り上げ、登場する植物と花について解説しました。 万葉の花研究家として知られる著者が、花びらひとつひとつに心を寄せて、その花が語ろうとする心を見事に伝えます。 自然とともに生きた万葉びとの心に触れ、いにしえの情景をお楽しみください。 版画:吉崎秀夫 写真:佐伯伸、ほか A5判/176頁/並製