植田正治 アートカートブック 白い風 日本写真界の巨匠にして、近年ますます評価の高まりを見せる植田正治 。70年近くに及ぶ作家活動を通して、植田は常に斬新で多彩なイメージを展開してきました。 1981年に発表されたシリーズ「白い風」では、クラシックカメラ、通称「ベス単」を使用し、古き良き時代の雰囲気をカラープリントで蘇らせています。 味のあるソフトフォーカスにより、日本の原風景を捉えた作品群は植田ならではの透明な抒情にみちています。 A6判/24枚綴/ポストカードブック仕様
著者:岩松 拾文 サブタイトル/やすらぎの仏像彫刻・上級編 ジャンル:仏像彫刻 体裁/A4変・135頁 原寸の木取り図・台座図・光背図と写真・下図付 本格的な仏像彫刻を分かりやすく学べると好評の『やすらぎの仏像彫刻』シリーズ最新刊。本書は仏像彫刻の基礎を身につけた中・上級者向けに、 代表的な仏像である十三仏の図面と詳細な写真を掲載しました。製作の助けとなる図面集です。 ●主な内容 不動明王 釈迦如来 文殊菩薩 普賢菩薩 地蔵菩薩 弥勒菩薩 薬師如来 千手観音菩薩 勢至菩薩 阿弥陀如来 阿(しゅく)如来 大日如来 虚空蔵菩薩 ●いわまつ・じゅうぶん 仏師。昭和16年、埼玉県春日部市生まれ。10歳の頃、木彫家の父に彫刻刀を買ってもらい木彫を始める。23歳で富山県井波町の宮彫師・岩倉勘宰師に弟子入り。32歳で仏師・錦戸新観師に弟子入り。35歳で独立。作品制作の傍ら、「小仏彫刻の会」を主宰。
著者:中川 忠峰 サブタイトル/匠に学ぶ粋とぬくもり ジャンル:面・他彫刻 体裁/B5変・127頁 「根付」とは、印籠や袋物などの提げ物を帯に挟んで下げるときの留め具。その魅力は繊細な彫刻による、しゃれ、おかしみ、あたたかみ、ひねりなどの表現にある。本書は「伊勢根付」の第一人者である著者が、木を材料に彫る根付の制作方法を、多くの写真と図でやさしく紹介した入門書。「栗」「茄子」「きのこ」「瓢箪」「落花生」など、木肌の味わいを生かした12作例で学べます。木彫をこれから始められる方、すでに他の木彫をなされている方にも、お楽しみいただける参考書です。 [主な内容] 根付の豆知識/伊勢根付とは/根付を作る前に/道具・材料紹介/彫刻刀の使い方/基礎実技、球を作る/実技入門、栗・茄子・ガク折り茄子・きのこ・瓢箪・落花生・タケノコ・お多福豆・ソラマメ・蛤・柿・南瓜に蝸牛・ふくろう/彫刻刀の手入れ/困ったときのQ&A/道具・材料取扱店/根付案内など ●なかがわ・ただみね 昭和22年、三重県伊勢市生まれ。昭和53年、大工職人から木彫の道に入る。伊勢一刀彫・中本忠道氏に師事。昭和55年より本格的に根付制作を始める。昭和62年、故高円宮殿下に作品をお求めいただく。平成5年、伊勢根付彫刻館を開館。平成20年、三重県文化賞文化功労賞受賞。現在、国際根付彫刻会会長。
著者:岩野 勇三 サブタイトル/制作と技法の実際 ジャンル:面・他彫刻 体裁/B5・310頁 気鋭の彫刻作家であると同時に、美術教育にも情熱を注いだ著者が3年の歳月をかけ完成させた技法書です。美大で教えていたのと同じ、具体的な制作の全課程をそのまま紙上に再現。850枚もの写真を駆使し丁寧な解説を加えました。他に類を見ない価値ある彫塑の技法書として、1982年の初版から好評を博し、累計7800部発行のロングセラー。長く品切となっていましたが、多くのご要望にお応えし、このたび装い新たに復刻しました。 ●主な内容・目次など 序文/はじめに/彫刻とは/彫塑とは/彫刻とデッサン/モデルとポーズ/仕事と準備/首を創る/裸体を創る/コスチュームの人物像/石膏どり/流し込み/張り込み/じかづけ/コンクリートによる注ぎ込み/ポリエステル樹脂によるFRP成形/動物の彫刻/レリーフ/あとがき ●いわの・ゆうぞう 1931年新潟県高田市に生れる。44年大泉師範附属小学校卒業。49年佐藤忠良氏に師事。50年新潟県高田高等学校卒業。62年第8回世界青年学生平和友好祭文化代表ヘルシンキへ。63年第1回宇部野外彫刻コンクール入選。66年東京造形大学開設され、専任講師となる。69年第4回昭和会展で林武賞受賞。80年第1回高村光太郎大賞展優秀賞受賞。81年長野市野外彫刻賞受賞。86年第17回中原悌二郎賞受賞。87年8月25日死去。
ataraxia [アタラクシア] 写真:岡田敦 歌:伊津野重美 長時間露光によって蒼い海に白い波が渦巻く。神秘的な美しさが底なしの静謐を湛える。自然の生命のうねりを写し撮った幻想的な光景。 タイトルは古代ギリシャの哲学者、エピクロスの思想で精神的な快楽を意味する。 木村伊兵衛賞受賞後第一作。 アートディレクション:原拓郎 B4変(255×257mm)/72頁/上製
LIMEWORKS 畠山直哉著 木村伊兵衛賞をはじめ、ヴェネチア・ビエンナーレへの参加など、現代写真の第一人者として国内外で精力的な活動を続ける畠山直哉。 本書は、1986年より日本各地の石灰岩や鉱山を取材した連作。 初版から12年を経て遂に刊行されたファン待望の一冊。 B4変/120頁/上製
イタリア写真の精粋 -激動期の肖像 イタリアにおける第二次世界大戦後の1945年から1975年という時代は、日本と同様、社会・政治・経済的変動が激しく、雑誌などの印刷物による情報は社会に大きな影響を与えた。 本書では、当時活躍した70余名の写真家を精選収録、イタリア写真史を概観するものである。 監修:パオロ・モレッロ(ヴェネチア・ルアブ大学教授) 日本語翻訳:岡本太郎 A4変/288頁/上製
マリオ・ジャコメッリ写真集 -黒と白の往還の果てに- 寡黙なる宿命の大地、虚無と孤独、実存を突き刺す深淵の世界... 1950年代から写真を撮り始め、2000年にその生涯を閉じたジャコメッリ。 モノクロームと強烈なコントラストで、「生」と「死」を往還する作品は、見るものを遥か記憶の彼方へと連れ出し、心奥に圧倒席な残像をもたらす。 〈主な収録作品〉 スカンノ 死が訪れて君の眼にとってかわるだろう 死が行く大地 夜が心を洗い流す 日本語翻訳:岡本太郎、ほか B4変 (270×285MM/256頁/上製
鎌鼬 [新装普及版] 写真:細江英公 舞踊:大野一雄 序文:瀧口修造 随筆:ドナルド・キーン 詩:三好豊一郎 鎌鼬讃:高橋睦郎 造本:田中一光 B4版/112頁/上製
京都花名所 写真:横山健蔵 歴史と文化に彩られた京洛花絵巻。 修学院離宮の水面に映る紅葉、参道に散り敷く法然院の籔椿、祇園白川の枝垂桜-。 1200年の都が培った、情緒あふれる四季折々の名場面が次々に登場。 季節感溢れる花の歳時記。 〈主な掲載寺社・名所〉 桂離宮/北野天満宮/京都御所/高台寺/三千院/修学院離宮/醍醐寺/哲学の道/岡崎疏水/天龍寺/二条城/仁和寺/平等院/平安神宮/円山公園/ほか A5判/136頁/和英対訳/並製
京都名庭[全二巻] 第一巻:枯山水の庭 第二巻:池泉の庭 写真:横山健蔵 桂離宮、修学院離宮ほか、世界遺産を含む131景! 【主な掲載寺院】 大徳寺/圓光寺/建仁寺/二条城/平安神宮/天龍寺/大仙院/曼殊院/高台寺/三千院/無鄰庵/桂離宮/瑞峯院/宝泉院/東福寺/清水寺/平等院/知恩寺/龍安寺/詩仙堂/西本願寺/東本願寺/京都御所/知恩院/醍醐寺/法然院/妙心寺/銀閣寺/三室戸寺/智積院/南禅寺/青蓮院/修学院離宮 ほか A5判/各144頁/和英対訳/並製
京都名庭[全二巻] 第一巻:枯山水の庭 第二巻:池泉の庭 写真:横山健蔵 桂離宮、修学院離宮ほか、世界遺産を含む131景! 【主な掲載寺院】 大徳寺/圓光寺/建仁寺/二条城/平安神宮/天龍寺/大仙院/曼殊院/高台寺/三千院/無鄰庵/桂離宮/瑞峯院/宝泉院/東福寺/清水寺/平等院/知恩寺/龍安寺/詩仙堂/西本願寺/東本願寺/京都御所/知恩院/醍醐寺/法然院/妙心寺/銀閣寺/三室戸寺/智積院/南禅寺/青蓮院/修学院離宮 ほか A5判/各144頁/和英対訳/並製
ISBN:978-4-86152-330-4C0072 判型:B4変、総頁:104頁、並製 2012年春に開業する新たなシンボル、東京スカイツリー 2年半の歳月をかけてスカイツリーの成長を記録するとともに、ツリーを媒介にして、新旧のものが混じり合った周辺の有機的な街並み、そして人々の営みを絶妙な距離感と光彩で写し出す
写真家 細江英公の世界 球体写真二元論 「おとこと女」「薔薇刑」「鎌鼬」「抱擁」など、1960-1970年代の写真界を代表する名作を収載。 日本の戦後写真に新たな地平を切り開き、数々の名作、問題作を世に送り出した写真家・細江英公。 1960年代の「おとことおんな」や「薔薇刑」「鎌鼬」、70年代以降の「抱擁」や「ガウディの宇宙」など。 本書では、初期から現代までを通観し、時代ごとに衝撃的な作品を発表しつづける細江英公の写真世界を考察する。 寄稿:金子隆一、神保京子、ジョン・ウッド A4変/160頁/並製
YUME(ユメ)上田義彦著 穏やかな空気、美しい時間、静謐なひととき... 僧侶の纏う深紅の衣、群青に染められた壁面、外界を隔てる木々の湿った緑、まるで時が止まったかのような絵画的な光景。 ミャンマーの由緒ある僧院、サク寺院。 上田義彦撮りおろしによる衝撃の未発表作品。 アートディレクション:山形季央 B4変(280×260mm)/80頁/上製
新版 京都の洋館 瀟洒な洋館が数多く残る街、京都。 ヴォーリズ、武田五一らによる名建築から、知られざる憩いの空間まで約50件を、美しい写真と味わい深い文章で紹介。 こころを贅沢にする、古きよき時代の空間の数々。 長らく絶版となっていた「京都の洋館」(2004年刊)に、新たな取材を加えた増補改訂版です。 テキスト:藤原安紀子 写真:サカネユキ 寄稿:小山田徹 インタビュー:久住鴻輔 B6判/136頁/並製
赤レンガ近代建築 佐藤啓子著 維新後の日本、西洋文化の影響を受けて近代建築がスタートした。 重厚にしてエキゾチックな外観、そして佇まい...。 本書では、時代の息遣いを今に伝える赤レンガ建築物を全国に取材。 豊富な写真を駆使してその魅力を語ります。 B6判/160頁/並製
着倒れ方丈記 HAPPYVICTIMS 都築響一著 日本のリアリズム。混沌と欲望の小宇宙。 シャネル、グッチ、エルメス、マルジェラ......。 様々なブランドに覆われた部屋の収集品の累々を取材。 食費を削ってでも収集したいというお気に入りのブランドが混在する空間とこだわりの光景。 85点の写真に加え、「着倒れ人」たちの心の断片を綴ったそれぞれのテキストも一層興味をそそる。 雑誌、「流行通信」で7年間に亘り連載、待望の書籍化。 B5判/176頁/並製
非常階段東京 TokyoTwilightZone 佐藤信太郎著 黄昏に浮かび上がる雑然として町並み、さまざまな表情。新しいものと古いものが同時にうごめき最も美しい姿を現す瞬間。 大都市東京から放たれる底知れぬエネルギーを幻惑的かつリアリティにとらえた快作。 自然光と人工光が妖しく混ざりあう、東京の最も美しい表情がここにある。 2009年度「日本写真協会賞新人賞」受賞 寄稿:塚本由晴 B4判/88頁/並製
万葉の花 四季の花々と歌に親しむ 片岡寧豊著 万葉集に詠まれた歌百選。 万葉びとが花の姿に託した溢れる想い。 野辺の花や景色を美しい写真と文章で綴った一冊。 万葉集のなかから約100種を取り上げ、登場する植物と花について解説しました。 万葉の花研究家として知られる著者が、花びらひとつひとつに心を寄せて、その花が語ろうとする心を見事に伝えます。 自然とともに生きた万葉びとの心に触れ、いにしえの情景をお楽しみください。 版画:吉崎秀夫 写真:佐伯伸、ほか A5判/176頁/並製