竹内栖鳳 近代日本画壇において、“東の大観、西の栖鳳と並び称される竹内栖鳳は、昭和12年、大観とともに第一回の文化勲章受章者に選ばれました。 円山・四条派の伝統様式に西欧絵画の新しい理論と技法を享受して不滅の業績を残しました。 代表作を全国に取材して紹介します。 序文:平野重光 A6判/32葉/ポストカードブック
上村松園 明治8年、京都に生まれた松園は、気品に満ちた美人画を描き続け、昭和23年、女性初の文化勲章を受章しました。 格調高い美人画は、日本画壇史に燦然たる光芒を放ち、今もなお、多くの人々に深い感銘を与えています。 名作、「序の舞」をはじめ代表作を全国に取材しました。 序文:上村淳之 A6判/32葉/ポストカードブック
奥村土牛 現代日本画壇の最高峰に位置した奥村土牛。 16歳で梶田半古に入塾ののち、小林古径に兄事。 また、ゼダンヌに学び、いち早く写実に目覚め、造形としての絵画をひたすら追求しました。 1962年、文化勲章を受章。現代日本画史上の傑作とされる「鳴門」「醍醐」をはじめ、格調高い清新な作品世界を紹介します。 序文:草薙奈津子 A6判/32葉/ポストカードブック
川合玉堂 日本の四季が織りなす美しい自然、そして、そこに生きる人々の生活を情緒豊かに写実的に描き続け、近代日本画壇を代表する画家として活躍し、昭和15年、文化勲章を受章しました。 日本人の心の奥に潜む細やかな情感が巧みに表現された作品群を全国に取材し紹介します。 序文:福井文夫 A6判/32葉/ポストカードブック
B5判272ページ絵師酒井抱一・鈴木其一・中野其明寄稿榊原吉郎(京都市芸術大学名誉教授)解説故塚元洋太郎(前京都大学教授農学博士)宗達、光琳に続く琳派を代表する酒井抱一は、草花図を得意とし、叙情性をたたえた繊細な筆致は江戸時代後期の装飾画風を形成した。本書に収載した528点に及ぶ四季の花々は、抱一・其一・其明の三画家により描かれたもので、卓越した描写力と詳細な図版解説は、絵画研究や博物学においても貴重なものと思われます。本書は、「四季の花(木版画・大正3年刊)の新装版です。
マリオ・ジャコメッリ写真集 -黒と白の往還の果てに- 寡黙なる宿命の大地、虚無と孤独、実存を突き刺す深淵の世界... 1950年代から写真を撮り始め、2000年にその生涯を閉じたジャコメッリ。 モノクロームと強烈なコントラストで、「生」と「死」を往還する作品は、見るものを遥か記憶の彼方へと連れ出し、心奥に圧倒席な残像をもたらす。 〈主な収録作品〉 スカンノ 死が訪れて君の眼にとってかわるだろう 死が行く大地 夜が心を洗い流す 日本語翻訳:岡本太郎、ほか B4変 (270×285MM/256頁/上製
京都外食手帳 毎日行きたいお店100 美味しくて、リーズナブルなお店がしのぎを削る京都のお店。 大衆酒場、ビストロ、カジュアルイタリアン、バル、割烹、おばんざい、洋食、中華、焼肉、蕎麦など100件を選抜。 基本一人5000円程度の予算で、飲んで食べて満足できる店が勢揃い。 洗練されてきた食の真髄を、「地元の名店」からぜひ感じ取ってみてください。 A5判/128頁/並製
QUINAULT [クウィノルト] 上田義彦著 アメリカインディアンによって名づけられた「バージン」の森、QUINAULTを8×10のカメラで捉えた。 生命体とその残骸が、明滅するカオス、森の深奥の「出来事」を瞬間切り取る奇跡。 言葉が消え去る世界との邂逅。 B4判/82頁/並製
イタリア写真の精粋 -激動期の肖像 イタリアにおける第二次世界大戦後の1945年から1975年という時代は、日本と同様、社会・政治・経済的変動が激しく、雑誌などの印刷物による情報は社会に大きな影響を与えた。 本書では、当時活躍した70余名の写真家を精選収録、イタリア写真史を概観するものである。 監修:パオロ・モレッロ(ヴェネチア・ルアブ大学教授) 日本語翻訳:岡本太郎 A4変/288頁/上製
Flutteringfaraway/遠くの羽音 村瀬恭子著 ドイツデュッセルドルフを拠点に制作を続ける村瀬恭子。 少女像を中心に据えた具象作品でありながらも、その筆致はときに滑らかに、ときには鋭くカンヴァスを走り、わたしたちの身体感覚に訴えかける。 本書では、少女が水にたゆたう初期の作品から代表作まで、さらに新作10点のドローイングなど、70点余を一挙掲載。 編集:豊田市美術館 寄稿:福永信 解説:平野千枝子、鈴木俊晴 アートディレクション:山本誠 A4変形/128頁/並製
ヨハネス・フェルメール 今から約350年前、オランダ芸術の黄金期を象徴する画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)。 その生涯は多くの謎に包まれ、現存する作品はわずか30数点ともいわれています。 名作「青いターバンの少女」「牛乳を注ぐ女」など総数28点を世界の美術館より取材してその魅力を紹介します。 序文:小林頼子 A6判/32葉/ポストカードブック
富岡鉄斎 文人の思想とする「万巻の書を読み、万里の道をゆく」の言葉通りに生き、89歳で生涯を終えた鉄斎は、近代日本を代表する文人画家として知られています。 圧倒されるような力強い筆墨と大胆な構図、ユーモアや機智に富んだ感性など、流派にとらわれない自由な画境は、今日でも新鮮な魅力を湛えています。 序文:森藤光宣 A6判/32葉/ポストカードブック
著者:伊藤 青翔 サブタイトル/12のヒントで学ぶ ジャンル:俳画 体裁/B5変・95頁 俳画に親しんで40年の著者が、これまでの学びを盛り込みながら、楽しく描ける俳画を手ほどき。「俳句がちょっと好き、絵も描いてみたい」「水墨画や絵手紙をやっているけれど新しいことに挑戦したい」と思っている方に、好適な入門書になります。 ●目次 俳画が好き俳画は心の風景を描くもの口絵 Q&A 1:俳画について教えて下さい Q&A 2:どんな道具が必要ですか? 1直筆2側筆 Q&A 3:やさしい描き方を教えて下さい。 ・インゲン豆を描く ・トマトを描く ・紅葉を描く Q&A 4:句と画の配置はどうすればいいのでしょう。 Q&A 5:俳画の色づかいについて教えて Q&A 6:春の画題と描き方を教えて下さい Q&A 7:夏の画題と描き方を教えて Q&A 10:年賀状の描き方を教えて下さい。 Q&A 11:俳画の中の俳句について教えて ●いとう・せいしょう 大阪市生まれ。1977年、俳画を森田青霞に師事。1985年、俳句を竹中碧水史に師事。1988年より俳画教室を主宰。俳画無鑑査・砂丘舞教室主宰。俳人協会会員、砂丘会の俳画同人・俳句同人。、(書籍)『季節の俳画3」(日貿出版社刊行)執筆・句集『さくら色』
大大阪モダン建築 橋爪紳也監修 大阪は1925年(大正14年)、人口200万人を超え、東京をしのいで世界第6位の大都市となった。 東洋一の商工地として「大大阪」が誕生したその時代、ネオ・ルネサンス様式やアール・デコなど、モダンな外観の建築が街中に建設された。 今なお息づく洋館を訪ねる、魅力満載のガイドブック。 編集:高岡伸一、三木学 B6判/168頁/並製
江戸の大衆芸能 川添裕著 役者と観客が一体化した江戸歌舞伎。世界一級レベルを誇った曲芸、軽業など、老若男女が楽しんだ見世物小屋。 地域住民の場としても機能した寄席・落語の世界。文化文政以降に発達した芸能を豊富な図版で紹介する。 B5判/112頁/並製
非常階段東京 TokyoTwilightZone 佐藤信太郎著 黄昏に浮かび上がる雑然として町並み、さまざまな表情。新しいものと古いものが同時にうごめき最も美しい姿を現す瞬間。 大都市東京から放たれる底知れぬエネルギーを幻惑的かつリアリティにとらえた快作。 自然光と人工光が妖しく混ざりあう、東京の最も美しい表情がここにある。 2009年度「日本写真協会賞新人賞」受賞 寄稿:塚本由晴 B4判/88頁/並製
着倒れ方丈記 HAPPYVICTIMS 都築響一著 日本のリアリズム。混沌と欲望の小宇宙。 シャネル、グッチ、エルメス、マルジェラ......。 様々なブランドに覆われた部屋の収集品の累々を取材。 食費を削ってでも収集したいというお気に入りのブランドが混在する空間とこだわりの光景。 85点の写真に加え、「着倒れ人」たちの心の断片を綴ったそれぞれのテキストも一層興味をそそる。 雑誌、「流行通信」で7年間に亘り連載、待望の書籍化。 B5判/176頁/並製
写真家 細江英公の世界 球体写真二元論 「おとこと女」「薔薇刑」「鎌鼬」「抱擁」など、1960-1970年代の写真界を代表する名作を収載。 日本の戦後写真に新たな地平を切り開き、数々の名作、問題作を世に送り出した写真家・細江英公。 1960年代の「おとことおんな」や「薔薇刑」「鎌鼬」、70年代以降の「抱擁」や「ガウディの宇宙」など。 本書では、初期から現代までを通観し、時代ごとに衝撃的な作品を発表しつづける細江英公の写真世界を考察する。 寄稿:金子隆一、神保京子、ジョン・ウッド A4変/160頁/並製
ISBN:978-4-86152-330-4C0072 判型:B4変、総頁:104頁、並製 2012年春に開業する新たなシンボル、東京スカイツリー 2年半の歳月をかけてスカイツリーの成長を記録するとともに、ツリーを媒介にして、新旧のものが混じり合った周辺の有機的な街並み、そして人々の営みを絶妙な距離感と光彩で写し出す
LIMEWORKS 畠山直哉著 木村伊兵衛賞をはじめ、ヴェネチア・ビエンナーレへの参加など、現代写真の第一人者として国内外で精力的な活動を続ける畠山直哉。 本書は、1986年より日本各地の石灰岩や鉱山を取材した連作。 初版から12年を経て遂に刊行されたファン待望の一冊。 B4変/120頁/上製
鎌鼬 [新装普及版] 写真:細江英公 舞踊:大野一雄 序文:瀧口修造 随筆:ドナルド・キーン 詩:三好豊一郎 鎌鼬讃:高橋睦郎 造本:田中一光 B4版/112頁/上製
トゥルーズ=ロートレック ムーランルージュに象徴される画家、ロートレック(1864-1901)。 退廃的なムードの漂う世紀末のパリ。モンマルトルのダンスホールやキャバレーに通い、娼婦や踊り子など、人々の姿を巧みに表現し数多くの名作を生み出しました。 ポスターを中心に、世界の美術館より取材、その魅力を紹介します。 序文:富田章 A6判/32葉/ポストカードブック
ataraxia [アタラクシア] 写真:岡田敦 歌:伊津野重美 長時間露光によって蒼い海に白い波が渦巻く。神秘的な美しさが底なしの静謐を湛える。自然の生命のうねりを写し撮った幻想的な光景。 タイトルは古代ギリシャの哲学者、エピクロスの思想で精神的な快楽を意味する。 木村伊兵衛賞受賞後第一作。 アートディレクション:原拓郎 B4変(255×257mm)/72頁/上製
YUME(ユメ)上田義彦著 穏やかな空気、美しい時間、静謐なひととき... 僧侶の纏う深紅の衣、群青に染められた壁面、外界を隔てる木々の湿った緑、まるで時が止まったかのような絵画的な光景。 ミャンマーの由緒ある僧院、サク寺院。 上田義彦撮りおろしによる衝撃の未発表作品。 アートディレクション:山形季央 B4変(280×260mm)/80頁/上製
万葉の花 四季の花々と歌に親しむ 片岡寧豊著 万葉集に詠まれた歌百選。 万葉びとが花の姿に託した溢れる想い。 野辺の花や景色を美しい写真と文章で綴った一冊。 万葉集のなかから約100種を取り上げ、登場する植物と花について解説しました。 万葉の花研究家として知られる著者が、花びらひとつひとつに心を寄せて、その花が語ろうとする心を見事に伝えます。 自然とともに生きた万葉びとの心に触れ、いにしえの情景をお楽しみください。 版画:吉崎秀夫 写真:佐伯伸、ほか A5判/176頁/並製
京都 私の三ツ星レストラン ソムリエや茶道家、老舗の女将にコンシェルジェなど、食にこだわる人々が通い詰める理由、こよなく愛する一皿を紹介。 料理の美味しさはもちろんのこと、いつ行ってももてなしのかわらない店、そして30代前後の人でも気後れせず行ける店がセレクトの条件。 京都を知り尽くした30名が推薦する、レストランガイドの決定版。 A5判/136頁/並製
小野竹喬 鮮やかな色彩と漂う気品。自然の素朴な変化に目を向け、澄みきった世界を展開する京都画壇の巨匠にして文化勲章作家でもある小野竹喬。 洗練された画技と深い精神性で癒しと安らぎをあたえ、「茜空の画家」の名で呼ばれる竹喬の名品を全国より紹介しています。 序文:上薗四郎A6判/32葉/ポストカードブック
京都のブーランジェリー 昭和初期から続く老舗から、最近できたブーランジェリーまで、食にうるさい土地柄のゆえか、素材や製法にこだわった丁寧なパンづくりを心掛ける店ばかり68件を厳選。 シェフによる直伝のパンレシピや、おいしいパンの食べ方など「使える」パン情報が満載です。 A5判/128頁/並製