著者:永井 伸八朗 サブタイトル/江戸の街並を俯瞰で楽しむ ジャンル:他絵画 体裁/A4変・79頁 1972年に第1作を完成後、爾来『江戸名所図会』の風景を忠実に再現することをテーマにしてきた。江戸人のまなざしで、人々の暮らしを温かく見守っている著者の絵は、江戸への郷愁が込められ、あたたかい感情を思い起こさせてくれる。本書には、「名所図会」の技法ならではの俯瞰図に特化した新作30点を収録。特に、長谷川平蔵や千葉周作など、時代小説に登場する人物の居宅や道場なども描いた。 ●主な目次 八丁堀・中の橋辺り、浮世小路、千葉周作道場、長谷川平蔵と遠山金四郎居宅、寒さ橋、筋違い八つ小路、照降町(小網町)、日本橋・魚河岸、馬喰町・馬場、首尾の松、富岡八幡宮、佃島・鉄砲洲・稲荷辺り、新大橋・三派籾倉、梅屋敷、亀戸天満宮、駒形屋・清水稲荷、雷門・浅草寺、勧学屋の錦袋円、通油町・書物問屋、新橋松坂屋、愛宕山看雪、高輪大木戸、魚藍観音など ●ながい・しんぱちろう 1942年東京、日暮里生まれ。大学卒業後、札幌で建築デザイナーの傍ら、「江戸絵」に取り組み、以来四〇年余りになる。東京、パリ、ニューヨークなどで個展を開催する。日経新聞や北海道新聞などでも取り上げられた。2009年刊行の『平成版江戸名所図会』は評論家立花隆に「もっと続けて欲しい」と絶賛された。2012年、に「江戸の町並みを描く」日貿出版社刊。現在札幌市在住。
FairyTale老少女綺譚 やなぎみわ著 2000年から手掛けてきた「マイ・グランドマザーズ」に続いて発表した「寓話シリーズ」の完全版。 「赤ずきん」「白雪姫」グリム童話やアンデルセン童話など、名作寓話を下敷きにしたモノクロームの世界は、特殊メイクの老女と無慈悲な少女が繰り広げる、おどろおどろしくも耽美的な世界。 やなぎみわならではの密やかで奇妙なおとぎ話。 A4変/96頁/上製
WINDSWEPTWOMEN-老少女劇団 やなぎみわ著 風を孕んだ帆のような形の黒テントで覆われた日本館の外観。 コンピューターグラフィックや特殊メイクを使った「老少女」たちの写真を、4メートルのフォトスタジオに収めた迫力ある作品。 著者が表現してきた生死や老若のテーマがひとつの到達点を示したともいえる力作。 写真:宮本隆司 解説:南嶌宏 アートディレクション:木村三晴 A4判/80頁/上製
デビュー以来一貫して社会を凝視し続け、批評、風刺あふれるセンセーショナルな作品を発表。タブーに挑む表現から真の評価が遅れていた会田誠の全貌を解剖する画期的作品集。本書は、展覧会公式図録兼書籍。 仕様 判型:A4変型、上製、248頁 総図版点数約100点、二ヶ国語併記
束芋 断面の世代 自らの世代感と団塊の世代とを比較して「断面の世代」と命名。団地空間を断面化した〈団地層〉や、吉田修一の新聞小説「悪人」の登場人物をモチーフとした〈油断髪〉など新作5点の大型インスタレーションのすべてを掲載。監修:横浜美術館、国立国際美術館 対談:束芋×吉田修一 アートディレクション:松永路 A4判/136頁/並製