著者:日貿出版社 サブタイトル/水墨画競作シリーズ ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 水墨画においても風景を描けば人の住むところ必ずや建物があり、それらが主題や添景として重要な役割を果たしています。中でも神社や寺院は日本全国に見られ、人々を引き付ける名勝地もあり、また古い街道から高層ビルまで、いたるところに印象的な街並みがあります。日本の風景はまさに画題の宝庫といえましょう。 本書は、久山一枝、伊藤昌、根岸嘉一郎による寺社や街並み、城や橋などの描法解説と作品、また松井陽水と藤原六間堂による日本や海外の建物の作品を収録して、水墨画による建物の創作のポイントを解説しました。なお巻末には、建物をテーマとして描いている作家・愛好家の中から執筆陣と編集部がセレクトし、その作品を収録しました。
著者:日貿出版社 サブタイトル/水墨画競作シリーズ ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 現在第一線で活躍中の人気画家が指導する好評の水墨画技法シリーズ第9弾。 伝統的な水墨画の世界では、写実的な光そのものの表現はほとんど見られないが、 現代の水墨画の表現と作品づくりにおいて、「光」は最も重要なテーマの一つとなっている。 本書では、伊藤昌、久山一枝、馬艶、松井陽水、矢形嵐酔の五画人が、現代人の感覚で、 朝日、夕日、木漏れ日、窓から差し込む光、月光、オーロラ、街灯り、炎、花火など、 風景の中の様々な光の表現に取り組み、作品づくりのテクニックとコツを、 豊富な作例とプロセス写真で詳解した。 他に、呉一騏、藤原六間堂の光をテーマとした作品も収録。 ●描法執筆者略歴 伊藤 昌(いとう・しょう) 1967年、宮城県石巻市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。1992年以来、毎年各地で個展を開催。 2001年にはスペイン・マドリッドの個展で好評を博す。 著書:『水墨画 青春彷徨』(秀作社)、『筆ペンイラスト練習帖』(ブティック社)、『花鳥画レッスン』(日貿出版社) 現在:S会主宰、全国水墨画美術協会評議員、総合水墨画展委嘱審査員、全日本水墨作家連同人、他。 久山一枝(くやま・かずえ) 静岡県出身。1967年、東京芸術大学工芸科卒業。1969年、同大学院彫金科修了。岩上青稜氏に水墨画を学ぶ。 1994年、日本クラフト展にて日本クラフト賞受賞。 著書:『尾瀬の四季』、『水墨で描く風景画』、『特殊技法で学ぶ水墨画』(以上、日貿出版社)、他。 現在:新水墨画協会主宰。毎年「日本の美しい自然」展を開催。朝日カルチャーセンター朝日JTB・交流文化塾、 読売日本テレビ文化センター京葉、池袋西武コミュニティ・カレッジ各講師、他。 馬 艶(ま・えん) 1967年、北京生まれ。北京国立中央美術学院を卒業。水墨画、油絵、芸術批評を専攻、油絵と中国画を学ぶ。 2006年より馬驍水墨画会所属「艶墨会」主宰。ホテル椿山荘アートギャラリー・銀座鳩居堂他、個展多数。 著書:『水墨画 黄金の法則』(日貿出版社) 現在:艶墨会主宰、馬驍水墨画会副代表、馬驍水墨画会(銀座教室)講師、日本美術家連盟会員、他。 松井陽水(まつい・ようすい) 岡山県津山市生まれ。多摩芸術学園(現・多摩美術大学)卒業。 文部大臣賞、東京セントラル美術館賞、芸術文化賞など受賞。「趣味の水墨画」(月刊水墨画)連載。 著書:『初歩から学ぶ水墨風景画』(日貿出版社) 現在:日本墨画協会理事長、現代墨画陽水会主宰、全日本水墨作家連同人、一般社団法人日本画府理事、他。 矢形嵐酔(やかた・らんすい) 幼少の頃より書道を学び、公益社団法人大日本書芸院にて一般書道で師範を取得。その後水墨画を橋本鉱酔氏に学ぶ。 カナダ・ブリティッシュコロンビア州政府より招かれ、親善大使としてバンクーバーで水墨画指導。 全国水墨画美術協会作家展等で外務大臣賞をはじめ受賞歴多数。英国ロンドン、仏パリでの巡回個展。 現在:英国ロンドン国際中国画家協会招待、国際中国書法国画家協会本部代表理事、中国遼寧省鞍山市美術家協会理事、全国水墨画美術協会評議員、 国際書画連盟理事審査員、中国蘇州画院無鑑査、中国蘇州画院花鳥画家研究会特別参事、公益社団法人大日本書芸院審査会員、他。
著者:全日本水墨作 サブタイトル/基本から応用まで ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 現代水墨画界で活躍中の伊藤昌、塩澤玉聖、沈和年、千野曜生、藤﨑千雲、松井陽水、山田大作の7画人による構図レッスン。 実際の作例を挙げ、それぞれにどのような意図をもって構図を決めているかをわかりやすく図解した実践的な内容になっています。また、巻末には「私の好きな名画」のコーナーを設け、等伯や応挙などの名画を紹介。構図を学んだ上での鑑賞のポイントが分かり、実作に役立ちます。 ●ぜんにほんすいぼくさっかれん 「水墨画の未来を見据え、伝統を踏まえつつも多様化する作家それぞれの水墨表現を尊重し、後世に残すべき芸術分野としての水墨画壇を目指す(設立趣旨を要約)」2017年発足の組織。本書はその発起人の中から、7画人の執筆によりまとめられた。
著者:日貿出版社 サブタイトル/水墨画競作シリーズ ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 「付立法」とは、線を用いずに墨や色で筆勢を生かして描く水墨画の基本描法です。草花の表現においては、濃中淡の諧調が一筆で表現でき、余白と調和した透明感のある画面を生み出すことができます。本書ではこの付立の描法を岡村南紅、伊藤昌、矢形嵐酔が指導するとともに、大月紅石、松井陽水、新倉章子の作品でその魅力に迫ります。 ●目次 没骨法から付立法へ-その技の魅力 岡村南紅 季節の花々で運筆の基本を学ぶ 付立画セレクション1 大月紅石 伊藤昌 省筆の技で「生き物」をとらえる 付立画セレクション2 松井陽水 矢形嵐酔 大胆な筆墨技法で現代を描く
著者:中室 舟水 サブタイトル/美しい文字を書く ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 今までのかなの本では、手本を見ても思うように書けなかった。本書では、筆はこう使う。墨だまりは、どうしたら出来るのか?構成上の濃淡の意味は?などなど疑問がどんどんと氷解する。桑田三舟先生、日本一のかなの名人中室水穂という大先達から著者の体にたたき込まれたものをしっかりと引き出して、かな書の基本として反映した。かな書道の入門書として最適。 ●目次 第1章 かな書の基本を身につけよう/かな書のための用具/墨色の美を知る/さまざまな料紙(本料紙)小筆の選び方・扱い方/かなの基本用筆/かな書のための基本線/基本線を意識して「いろは」を書く/文字のほんとうの形を知る 第2章 かな美の特徴を知ろう/変体仮名とは?/変体仮名一覧/連綿表現とは/変体仮名を生かした連綿の練習/学んでおきたい古典/古典を生かした作品づくり/かな書の美とは?散らし書きとは? 第3章 ケーススタディ かな作品のつくり方 第4章 さまざまな作品展開 第5章 ワンランク上の表現のために かな書の落款/作品の仕上げとしての表装/私の作品制作 ●なかむろ・しゅうすい 1964年生まれ。31才で日展初入選。2001-2002年、読売書法展読売新聞社賞・日本書芸院大賞。2003年、読売書法会理事。2007年、読売書法展審査員。2009年、日本書芸院史邑賞。現在、日展会友、読売書法会理事、日本書芸院評議員、神戸笹波会理事長代行ほか。かな書の大家桑田三舟、父中室水穂、田頭一舟に師事。神戸笹波会を中心に、東京八重洲・渋谷・川崎・横浜・大阪・広島・福山・福岡・飯塚・宮崎などに教室。会の構成メンバーおよそ800人。
著者:大石 三世子 ジャンル:書道 体裁/A4変・111頁 「散らし書き」とは、字間・行間、行の長短などを揃えずに紙面を構成する日本独自の表現です。平安朝以来、和歌書を中心に展開しましたが、近世以降は俳句や詩文書にも応用され、多彩な展開を見せています。本書では、この「散らし書き」の入門から和歌、俳句、大字仮名など、幅広い作品づくりをマスターすることができます。(2013年刊行の同名書籍の復刊です。内容に変更はありません) ●目次 はじめに 第1章 散らし書きとは? 散らし書きとはどのような表現か/散らし書き 入門の入門〈五文字の散らし書き〉/五文字の散らし書きの発展/まずは四行書きから/一つの形でできるさまざまな表現/同じ歌のさまざまな散らし方/散らし書きの基本1 行の傾き/散らし書きの基本2 行の高低/散らし書きの基本3 字間行間の距離/散らし書きの基本4 構図構成の工夫 第2章 古典に学ぶ散らし書き 古典に学ぶ散らし書き1 行の高低/古典に学ぶ散らし書き2 行の逓減/古典に学ぶ散らし書き3 左右分割/古典に学ぶ散らし書き4 返し書き/古典に学ぶ散らし書き5 斜め分割/古典に学ぶ散らし書き6 上下分割1/古典に学ぶ散らし書き7 上下分割2/虚実の構図/古典に学ぶ散らし書き9 横の散らし 第3章 散らし書きのテクニック 紙面構成の考え方/文字の選択〈変体仮名の上手な用法〉/紙面と表現の関係〈大紙面への展開のために〉/散らし書きと連綿・疎密/潤渇と奥行き/余白の美を考える 第4章 さまざまな散らし書き 和歌の散らし書き/俳句の散らし書き/多字数の散らし書き/大字かなの散らし書き/さまざまな題材の散らし書き 第5章 かなの基礎学習 かなの基本運筆/かな作品創作入門/作品づくりのプロセス/仮名作品の落款と仕上げ ●おおいし・みよこ 宮崎県生まれ。大石隆子に師事。現在、日展会友、読売書法会理事、栴檀社理事長。著書に『臨書の疑問100』(共著・芸術新聞社)ほかがある。
著者:西村 玉翠 サブタイトル/作品づくりを楽しむ ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 書くほどに味わい深く、心洗われる、珠玉のような言葉たち。禅の教えをシンプルな言葉で表した禅語は、書の題材としてもぴったりです。本書では、古典の書法を踏まえつつも自在な作風で人気の著者が、書作に向く禅語100種類を選んで作品化し、親しみやすい解説文、作品づくりに役立つバリエーションや技法解説と共に掲載しました。元気が出る言葉、しみじみと人生の機微を味わう言葉、季節感に富んだ深く美しい言葉、座右の銘にしたい言葉など一度は書いてみたい言葉がいっぱい。ぜひ、折々の心に寄り添う言葉を選び、思いのままに書く時間を楽しんで下さい。 ●目次 「禅語の書」の世界 元気が出る禅語 自然を見つめる・心を見つめる 人生の機微を味わう 座右の銘を書く 禅の心をたずねて アレンジを楽しむ 〈書のレッスン〉 作品づくりの手順/字典を活用しよう/変化をつけて作品化する/イメージを表現する/へんとつくりのバランス/飾って楽しむ ●にしむら・ぎょくすい 福岡県生まれ。書家・筆耕デザイナー。 玉舎書院主宰、書教育振興会理事、株式会社カルチャー講師。 京王プラザホテルロビーギャラリー、銀座・鳩居堂、GINZA TANAKA HALL、名古屋三越、横浜松坂屋、台湾新光三越(台北・台中・高雄店)などで、個展多数開催。 著書に『楽しいインテリアの書』(日貿出版社)、『心にのこる毛筆の年賀状』、『季節を彩る書作品づくり』(以上、木耳社)がある。
「墨アート」の解説書です。 小学生の書道セットで手軽に楽しんでいただけるように構成されています。 文字を書くだけでなく、墨を使った新しい表現にチャレンジしてみませんか? 日本に昔からある墨は実は凄い特性を持っています。その秘密を知らないなんて、もったいない! そんな叫びからこの本は誕生しました。 硯・墨・筆は小学校3年生で子どもたちは全員購入します。 書写の時間に毛筆で墨文字を練習しますが、墨は文字を書くだけのものだと思っていませんか? 文字だけでなく、多くの表現に墨はその威力を発揮します。 書道セットを使って「墨アート」の楽しさを体験してほしい。そのためのガイドブックとして活用できるように本書「墨アート」は構成しました。 図画工作科や総合的学習の時間に、授業の中で実践できるように参考作品をたくさん掲載いたしました。(英文にも対応しています。) 墨アートプロジェクト著
潮見冲天著の既刊本【創作市場別冊シリーズ】8号墨彩画「花いろいろ」前編-冬から春へ-、10号墨彩画「花いろいろ」後編-夏から秋へ-、14号墨彩画「花鳥風月」が好評につき、待望の技法書を発刊しました。潮見冲天による墨彩画の描き方のコツを紹介する実用書。四季の花々の特徴を記し、運筆方法を紹介。花以外にも犬、猫、鳥、風景など楽しみながら制作できる題材を掲載。新作約200点収録、絵手紙の見本、参考として、作品集としても楽しめる一冊。 判型:B5定型72頁
著者:日貿出版社 サブタイトル/作品づくりに役立つ名言集 ジャンル:書道 体裁/A5・247頁 色紙や半紙、小条幅、一・二行書など、身近な小作品に書きやすい短句を集めた墨場必携です。書名が示すとおり、書いて心地よく、しかも見る人の心に響く言葉を集成した本で、作品例も収載し、創作のヒントをも提示します。単なる名言集ではなく、人に差し上げられる、また自分で飾って楽しめることを前提とした、従来にない視点の墨場必携です。作例は、今日の書壇を代表する書作家25名ほどに依頼し、100点近くを掲載します。 [目次] 第1章 季節を味わう言葉 第2章 大自然を楽しむ言葉 第3章 お祝いの言葉/新年を祝う言葉/慶事を喜ぶ言葉 第4章 文雅に遊ぶ言葉 第5章 明日の元気が出る言葉 第6章 暮らしを楽にするための言葉/日々をいつくしむ言葉/楽に生きるための言葉 第7章 人生を楽しむための言葉 第8章 人生をかみしめる言葉/顧みて思う言葉/人を思い愛する言葉 第9章 自身を励ます言葉 第10章 はなむけの言葉