「墨アート」の解説書です。 小学生の書道セットで手軽に楽しんでいただけるように構成されています。 文字を書くだけでなく、墨を使った新しい表現にチャレンジしてみませんか? 日本に昔からある墨は実は凄い特性を持っています。その秘密を知らないなんて、もったいない! そんな叫びからこの本は誕生しました。 硯・墨・筆は小学校3年生で子どもたちは全員購入します。 書写の時間に毛筆で墨文字を練習しますが、墨は文字を書くだけのものだと思っていませんか? 文字だけでなく、多くの表現に墨はその威力を発揮します。 書道セットを使って「墨アート」の楽しさを体験してほしい。そのためのガイドブックとして活用できるように本書「墨アート」は構成しました。 図画工作科や総合的学習の時間に、授業の中で実践できるように参考作品をたくさん掲載いたしました。(英文にも対応しています。) 墨アートプロジェクト著
著者:矢島 峰月 サブタイトル/吉語を書く ジャンル:書道 体裁/B6・207頁体裁/B6・207頁 「福」「寿」の文字の形は非常に多く、複雑な形、曲がり重なる線、色々に変化した部位など理解が難しい組み合わせもあるが、それぞれの時代の長寿や幸福の願いが織り込まれている。本書では、形象化された多くの不思議で面白い文字形と熟語などを豊富な作例とともに網羅した。 ●目次 漢字の書体書風 「福」字の章 百福文字 「寿」字の章 百寿文字 五体墨場必携 吉語墨場必携 ●やじま・ほうげつ 1948年埼玉県生まれ。伊藤崇山、中村素堂に師事して書を学ぶ。1964年より公募展に出品するが、79年にすべての書道三団体から脱退。現在、東京書学アカデミー理事長、書道研究蒼溟社会長。『新装版 四字熟語五体字典』『新装版 梵字アートを楽しもう』『ビジネスに役立つ筆ペン入門』(小社刊)、『ひらがな・カタカナ書体字典』(木耳社刊)ほか著書多数。
著者:西村 玉翠 サブタイトル/作品づくりを楽しむ ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 書くほどに味わい深く、心洗われる、珠玉のような言葉たち。禅の教えをシンプルな言葉で表した禅語は、書の題材としてもぴったりです。本書では、古典の書法を踏まえつつも自在な作風で人気の著者が、書作に向く禅語100種類を選んで作品化し、親しみやすい解説文、作品づくりに役立つバリエーションや技法解説と共に掲載しました。元気が出る言葉、しみじみと人生の機微を味わう言葉、季節感に富んだ深く美しい言葉、座右の銘にしたい言葉など一度は書いてみたい言葉がいっぱい。ぜひ、折々の心に寄り添う言葉を選び、思いのままに書く時間を楽しんで下さい。 ●目次 「禅語の書」の世界 元気が出る禅語 自然を見つめる・心を見つめる 人生の機微を味わう 座右の銘を書く 禅の心をたずねて アレンジを楽しむ 〈書のレッスン〉 作品づくりの手順/字典を活用しよう/変化をつけて作品化する/イメージを表現する/へんとつくりのバランス/飾って楽しむ ●にしむら・ぎょくすい 福岡県生まれ。書家・筆耕デザイナー。 玉舎書院主宰、書教育振興会理事、株式会社カルチャー講師。 京王プラザホテルロビーギャラリー、銀座・鳩居堂、GINZA TANAKA HALL、名古屋三越、横浜松坂屋、台湾新光三越(台北・台中・高雄店)などで、個展多数開催。 著書に『楽しいインテリアの書』(日貿出版社)、『心にのこる毛筆の年賀状』、『季節を彩る書作品づくり』(以上、木耳社)がある。
著者:渡邊 春雪 サブタイトル/呼吸とリズムで美しい文字 ジャンル:書道 体裁/B5変・111頁 多くの女性の憧れである「美しい文字」に近づくためには、呼吸とリズムを大切にしながら、くり返し書くこと。いろは47文字、それぞれの運筆から単体、連綿、変体がなまでを1頁の中に収めた。手本は約3センチ大の字体で細部までよくわかる。手紙とはがきに使われる言葉の用例と諸作例は実用的。伝統の雅と流暢な筆跡の作品も多数収載。多くの声にお応えして装い新たに待望の復刊。 ●目次 第1章 かな書道の基本(文房四宝 書道の姿勢 筆の持ち方 腕の構え 墨を磨る 用筆の基礎 呼吸 第2章 いろは歌の練習 第3章 かなの実用(かな単体の文字の形 二字連綿での文字の形 三字連綿 三字連綿~五字連綿 カタカナ一覧 手紙によく使われる文字) ●わたなべ・しゅんせつ 熊本県に生まれる。文部科学省認定硬筆検定一級取得。文部科学省認定毛筆検定一級取得(連合会長賞受賞)。書道笹波会総務、謙慎書道会理事、読売書法会幹事、日展入選(かな)、「日本の女流書展」出品(平成十二年~十八年)、日本書道教育学会審査員(昭和五十九年~平成十九年)以上を経て独立。個展「心の旅」東京銀座 鳩居堂(平成十九年二月)、指導教室 日本橋小津和紙文化教室 著書『心ゆたかに小倉百人一首』『心ゆたかにボールペンで楽しむ俳句』(いずれも日本習字普及協会)
著者:日貿出版社 サブタイトル/水墨画競作シリーズ ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 現在第一線で活躍中の人気画家が指導する好評の水墨画技法シリーズ第9弾。 伝統的な水墨画の世界では、写実的な光そのものの表現はほとんど見られないが、 現代の水墨画の表現と作品づくりにおいて、「光」は最も重要なテーマの一つとなっている。 本書では、伊藤昌、久山一枝、馬艶、松井陽水、矢形嵐酔の五画人が、現代人の感覚で、 朝日、夕日、木漏れ日、窓から差し込む光、月光、オーロラ、街灯り、炎、花火など、 風景の中の様々な光の表現に取り組み、作品づくりのテクニックとコツを、 豊富な作例とプロセス写真で詳解した。 他に、呉一騏、藤原六間堂の光をテーマとした作品も収録。 ●描法執筆者略歴 伊藤 昌(いとう・しょう) 1967年、宮城県石巻市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。1992年以来、毎年各地で個展を開催。 2001年にはスペイン・マドリッドの個展で好評を博す。 著書:『水墨画 青春彷徨』(秀作社)、『筆ペンイラスト練習帖』(ブティック社)、『花鳥画レッスン』(日貿出版社) 現在:S会主宰、全国水墨画美術協会評議員、総合水墨画展委嘱審査員、全日本水墨作家連同人、他。 久山一枝(くやま・かずえ) 静岡県出身。1967年、東京芸術大学工芸科卒業。1969年、同大学院彫金科修了。岩上青稜氏に水墨画を学ぶ。 1994年、日本クラフト展にて日本クラフト賞受賞。 著書:『尾瀬の四季』、『水墨で描く風景画』、『特殊技法で学ぶ水墨画』(以上、日貿出版社)、他。 現在:新水墨画協会主宰。毎年「日本の美しい自然」展を開催。朝日カルチャーセンター朝日JTB・交流文化塾、 読売日本テレビ文化センター京葉、池袋西武コミュニティ・カレッジ各講師、他。 馬 艶(ま・えん) 1967年、北京生まれ。北京国立中央美術学院を卒業。水墨画、油絵、芸術批評を専攻、油絵と中国画を学ぶ。 2006年より馬驍水墨画会所属「艶墨会」主宰。ホテル椿山荘アートギャラリー・銀座鳩居堂他、個展多数。 著書:『水墨画 黄金の法則』(日貿出版社) 現在:艶墨会主宰、馬驍水墨画会副代表、馬驍水墨画会(銀座教室)講師、日本美術家連盟会員、他。 松井陽水(まつい・ようすい) 岡山県津山市生まれ。多摩芸術学園(現・多摩美術大学)卒業。 文部大臣賞、東京セントラル美術館賞、芸術文化賞など受賞。「趣味の水墨画」(月刊水墨画)連載。 著書:『初歩から学ぶ水墨風景画』(日貿出版社) 現在:日本墨画協会理事長、現代墨画陽水会主宰、全日本水墨作家連同人、一般社団法人日本画府理事、他。 矢形嵐酔(やかた・らんすい) 幼少の頃より書道を学び、公益社団法人大日本書芸院にて一般書道で師範を取得。その後水墨画を橋本鉱酔氏に学ぶ。 カナダ・ブリティッシュコロンビア州政府より招かれ、親善大使としてバンクーバーで水墨画指導。 全国水墨画美術協会作家展等で外務大臣賞をはじめ受賞歴多数。英国ロンドン、仏パリでの巡回個展。 現在:英国ロンドン国際中国画家協会招待、国際中国書法国画家協会本部代表理事、中国遼寧省鞍山市美術家協会理事、全国水墨画美術協会評議員、 国際書画連盟理事審査員、中国蘇州画院無鑑査、中国蘇州画院花鳥画家研究会特別参事、公益社団法人大日本書芸院審査会員、他。
著者:日貿出版社 サブタイトル/水墨画競作シリーズ ジャンル:水墨技法B 体裁/A4変・111頁 水墨画においても風景を描けば人の住むところ必ずや建物があり、それらが主題や添景として重要な役割を果たしています。中でも神社や寺院は日本全国に見られ、人々を引き付ける名勝地もあり、また古い街道から高層ビルまで、いたるところに印象的な街並みがあります。日本の風景はまさに画題の宝庫といえましょう。 本書は、久山一枝、伊藤昌、根岸嘉一郎による寺社や街並み、城や橋などの描法解説と作品、また松井陽水と藤原六間堂による日本や海外の建物の作品を収録して、水墨画による建物の創作のポイントを解説しました。なお巻末には、建物をテーマとして描いている作家・愛好家の中から執筆陣と編集部がセレクトし、その作品を収録しました。
著者:前田 篤信 ジャンル:書道 体裁/B5・192頁 省庁に長年在任し、表彰状・祝辞・辞令など数万枚を揮毫してきた著者。その経験をふまえ、誰にでも書ける表彰状・賞状のノウハウを詳しく教えます。1987年初版、豊富な実例と文例、格調高い毛筆文字、具体的な書き方が好評のロングセラーが、新元号「令和」に一部の作例で対応して装い新たに登場です! [主な内容] 1 賞状の書き方 用具類、姿勢・執筆法・腕法 書く時の要領、割り付けの要領 2 賞状のための細楷の技法 基本点画の書き方、字形の整え方、ひらがなの書き方 3 賞状の作例 表彰状・賞状・感謝状・その他 4 賞状の文例 表彰状・賞状・感謝状・その他 5 祝辞の書き方 胸章(リボン)の書き方、式次第の書き方 公文書の手引 ●まえだ・とくしん 大正14年香川県高松市に生れる。松本芳翠、吉田栖堂先生に師事。昭和22年農林省に入省。統計情報組織を経て、昭和38年農林大臣官房秘書課係長。同48年同課課長補佐。同59年定年。その間、20有余年に亘り、本務のかたわら特命事項として、大臣名の辞令、賞状、祝辞等数万枚を揮毫する。書道玄海社常任理事、(財)日本書道美術館参与を歴任、若葉書道会を主宰した。平成2年4月死去。