透明水彩はその名の通り、水をたっぷり使って透明感のある絵作りが最大の魅力! しかし、手順を考えながら描かないと思ったように仕上がらないという手強さもあります。 既に透明水彩で描かれている方の多くは、頭の中でイメージしたものと出来上がった作品とのギャップに悩んだ経験があるのではないでしょうか。 描きたい思いを画面に表現するには、基本的な技法や画材のことを知らなければなりません。 趣味で絵を描く方も、どうせ描くなら上手に描きたい! プロもアマチュアもその思いは同じです。 本書では「透明水彩で描く風景」に的を絞り、よく使われる技法、制作プロセス、画材や用具の3つの章に分けて初心者の方にもわかりやすい言葉で解説しています。 どこから見ていただいても構いません。まず好きなところから、楽しみながら始めてみましょう! ●大型本:128ページ
著者:野村 重存 サブタイトル/森と水と街並を描く ジャンル:水彩技法A 体裁/B5変・127頁 青森県の奥入瀬渓谷をはじめ、木造のアーケードが残る黒石市の旧い街並み、「フランスで最も美しい村」に選定されたルシヨン、水彩ファンなら一度は行ってみたいイタリアのアッシジなどを、たくさんの現地写真と丁寧な描法解説付きで紹介。まるで人気画家・野村重存と一緒に旅をしているかのような一冊。画材紹介やポイント解説など初心者にも役立つ充実の内容となっています。 ●目次 旅のスケッチ用具紹介 青森県八甲田山睡蓮沼/『初夏の湿原を描く』 奥入瀬渓流1/『早瀬の流れを描く』 青森県八甲田山萱野高原/『早春の山を描く』 奥入瀬渓流2/『阿修羅の流れ』 奥入瀬渓流3『銚子大滝を描く』 スケッチギャラリー 青森県黒石市/『木造アーケードが残る「こみせ通り」を描く』 青森県奥入瀬渓流4/『秋の阿修羅の流れを描く』 奥入瀬渓流5/『晩秋の奥入瀬渓流を描く』 スケッチギャラリー フランスルシヨン『ピンクに染まる村の時計塔』 『黄土の岩肌ポロヴァンス地方の村』 『ペンで描くルシヨン村全景』 クローズアップして描く/イタリアアッシジ『街角の古い扉』 『サンタキアラ聖堂前からの夕景 クローズアップして描く!『アッシジの路地ー夜景』 『アッシジの路地-夜景ペンで描く』 『月をペンで描く』 ●のむら・しげあり 1959年東京生れ多摩美術大学大学院修了以後、同大学助手、美術専門雑誌社、私立美術館勤務等を経て、現在カルチャースクール、生涯学習講座の水彩画、デッサンなどを中心にした講師や技法書の執筆など絵画レッスンプロとして活動。 ?現在開講中の定期講座[NHK文化センター]盛岡、仙台、川越、青山、町田、横浜、名古屋、梅田、京都の各教室(不定期で神戸、西宮、福山、松山の各教室)[NHK学園]市川オープンスクール[朝日カルチャーセンター]新宿教室、横浜教室[東急セミナーBE]二子玉川教室、青葉台教室
水彩の描き方とともに、町の魅力もご紹介しますので、この本を手に取りつつ、旅をする気分で浸っていただければ幸いです。なお、巻末に、水彩紙に線描きを印刷した下絵がついています。線を描くのはちょっと苦手、という方でも、子供の頃の水彩用具を引っ張り出してきて、描いてみてください。水彩画のベテランの方でも満足していただける「ホワイトワトソン」という高級水彩紙を使用しています。この紙で練習した後、ぜひ外に出て、猫たちと戯れながら、水彩画を楽しんでいただけたら幸いです。 ●単行本(ソフトカバー):120ページ
著者:久山 一枝 サブタイトル/はがきで楽しむ ジャンル:水彩技法A 体裁/A5・127頁 はがきサイズの小さなスケッチで、旅がより楽しく思い出深いものになります。 この本では、自他ともに認める旅好きの著者が、筆数も色数も少なく、感じたものを短時間でさらりと描くコツをご紹介します。 まずは目の前にある1本の木から描き始めましょう。そんなふうにモチーフを絞れば、今までスケッチブックや絵の具を手にしたことがない人でも、きっと楽にスケッチの世界に入っていけますよ。何より大事なのは、自由に楽しくのびのびと描くこと。さあ、小さなスケッチブックと道具一式をポケットに入れて、気軽に出かけてみませんか。 ●主な目次 ・まずは手軽に描いてみましょう ポケットにも入る用具一式、景色を切り取って簡単スケッチ、色の効果的な使い方 ・画面構成についてちょっと考えてみましょう どこを切り取るかそれが問題、紙の地を生かすことも大切 ・もっと素敵な絵にするために いろいろな紙に描いてみよう、イメージ重視の作品づくりに挑戦 ●くやま・かずえ 水墨画と水彩画の作家・指導者として活躍。 静岡県出身。1967年、東京芸術大学工芸科卒業。1969年、同大学院彫金科修了。岩上青稜師に水墨画を学ぶ。 1994年、日本クラフト展にて日本クラフト賞受賞。現在、新水墨画協会主宰。毎年「日本の美しい自然」展を開催。 朝日カルチャーセンター朝日JTB・交流文化塾、読売日本テレビ文化センター京葉、池袋西武コミュニティ・カレッジ、 コクーンシティカルチャーセンター大宮、各講師。 セントラル美術館、丸善丸の内本店ギャラリーなどで個展多数開催。 [著書]『1本の木から始める水彩スケッチ』『モチーフ別水彩スケッチ攻略法』『水彩で描く 残したい日本のふるさと』 『手軽に描く水彩スケッチ』『水彩スケッチ 地球一周の旅』『水墨で描く風景画』 『新装版 水墨画練習帖(基礎篇・応用篇)』『新装版 特殊技法で学ぶ水墨画』ほか多数。