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自由樹脂   F.A.Q

Q. 1「自由樹脂」とはどんなプラスチックですか?
「自由樹脂」は60℃以上に温めると、急激にやわらかくなるポリエステル系のプラスチック造形材です。冷めると、元のような硬いプラスチックに戻ります。 「自由樹脂」の原材料は、ポリカプロラクトンです。これに安定剤と着色料を加えて、 プラスチックの粘土として販売しております。この中には重金属などの毒性のあるものは入っておりません。

Q. 2「自由樹脂」が柔らかいとき、他の素材に接着しますか?

接着するもの 
・塩化ビニール ・スチロール樹脂 ・AS ABS ・

ポリカーボネート接着しないもの
・ポリプロピレン ・アクリル ・シリコン ・ゴム、ガラス、金属、木

「自由樹脂」を真夏の炎天下にとめた車の中に放置しておくと、溶け出して上記の接 着する樹脂でできた内装材にくっついてはがれなくなる場合があります。


Q. 3「自由樹脂」は安全ですか? 
食器として使用できる厚生省の規格(昭和57年厚生省告示第20号)に適合しています。
しかし、「自由樹脂」はあくまでも造形素材ですから、それ以外の目的にお使いいただくものではありません。

Q. 4「自由樹脂」に透明なものはないのですか? 
透明なものはありません。「自由樹脂」の中で、ナチュラルは温めると透明になり ますが、冷えて固まると、乳白色になってしまいます。

Q. 5「自由樹脂」を柔らかくするお湯は60℃でいいのですか? 
融点は60℃ですが、お湯の温度はもっと高いほうが(80℃くらい)早く軟らかくなり、ハンドリングも良いようです。やけどしないように注意しましょう。

Q. 6 お湯から取り出した樹脂は熱くないのですか? 
お箸などでとり出した時に、お湯をきってから触っていただけば大丈夫です。もし、熱いようでしたら、さっと水につけてから触って下さい。

Q. 7 一度固まってしまえば、それで終わりでしょうか? 
いいえ、温めれば何度でも使えます。ただ、「自由樹脂」も大きな固まりになると、中まで軟らかくするには、時間がかかってしまいますので、余った「自由樹脂」は薄い板状で保存しておくと便利です。

Q. 8 大きめなものを作る時には?
発泡スチロールや針金等を芯材にすれば少量の「自由樹脂」で大きな作品を作れます。

Q. 9「自由樹脂」の物性を教えてください。
融点(℃)  60 
密度(g/cc)
0℃ 1.16 
20℃ 1.15
40℃ 1.13
溶解性 溶剤  ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレン
メチルエチルケトン、酢酸エチル
非溶剤 メチルアルコール、エチルアルコール
イソプロピルアルコール

( *上記はナチュラルを基準にしています。)
例えば、制作中にあやまって髪の毛に「自由樹脂」をくっつけてしまったら、溶剤となるベンジンなどで拭きとれます。

Q. 10「自由樹脂」は生分解の性質をもったプラスチックと聞いたことがありますがそれはどのような性質のプラスチックなのですか? 
家庭やオフィスでよく使われている一般的なプラスチックに較べると、「自由樹脂」はずっと早く劣化します(もろくなります)。ゴミとして捨てられても、いずれは分解して土に帰るプラスチックの仲間です。( ただし、着色料は分解しません。)かといって、「自由樹脂」が1ヶ月や2ヶ月で分解してしまうわけではありません。
「自由樹脂」にとって、いつも紫外線があたる場所や、高温多湿は良くありません。劣悪な環境では、3年くらいで劣化を始めます。その置かれている環境により分解の速度は変わります。「自由樹脂」をしばらくご使用にならない時は、冷暗所に保存したほうが良いでしょう。
以上のような性質により、長く強度を要求されるようなものには使わないでください( 例えばハンマーのグリップなど )。また、堅牢で高価な半永久的作品には向かない素材かもしれません。

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