江戸千代紙 千代紙は、江戸の錦絵屋が和紙に様々な文様を木版色刷りにしたことに始まる。 その図案は当初浮世絵師によって描かれ、桜あり、紅葉あり、牡丹、秋草、雪の結晶など四季が匂い立つ斬新な美しさに彩られている。 解説:いせ辰 文庫判/256頁/並製
王朝の香り 現代の源氏物語絵とエッセイ 松栄堂広報室編 「源氏物語」五十四帖に因み、京都画壇を代表する54名の画家と、各界の織者54名のエッセイが織りなす絵物語。 日本画:上村松篁、秋野不矩、下村昭、竹内浩一、他エッセイ:杉本苑子、田辺聖子、橋本治、池内紀、他文庫判/324頁/並製
QUINAULT [クウィノルト] 上田義彦著 アメリカインディアンによって名づけられた「バージン」の森、QUINAULTを8×10のカメラで捉えた。 生命体とその残骸が、明滅するカオス、森の深奥の「出来事」を瞬間切り取る奇跡。 言葉が消え去る世界との邂逅。 B4判/82頁/並製
松葉蝶や木瓜、三つ割り橘に亀甲、海老の丸。動植物や文字といった多種多様なモチーフから編み出された日本のミニマムデザイン「家紋」全4560種を網羅した決定版。
日本の染型 和紙を渋柿で張り合わせた型地紙に、多彩な文様を彫りつけた型紙は広く染色に用いられてきた。 古来、「伊勢型紙」は、その代表的な産地として知られる。 至高の職人技が生み出す、繊麗にして力強い文様を多数収録。 解説:城一夫 文庫判/256頁/並製
千社札 二代目錢屋又兵衛コレクション 千社札は、江戸の美学である粋と洒落の精神が生んだグラフィックデザイン。 広重や英泉といった浮世絵の巨匠も手がけた千社札。 文字と浮世絵を独自に融合させた。 約400佳作を収載。 文庫判/224頁/並製
日本の染織1 絣 吉本嘉門編 インドに生まれた絣(イカット)。日本の絣はその素材や技法を多彩さにおいて、豊かな美しさを備えています。 本書では、藍染めの木綿絣、薩摩白絣をはじめ、銘仙絣や絵絣などを約600点収載しました。 シンプルにして奥行きのある絣の魅力が堪能できる一冊です。 文庫判/256頁/並製
日本の染織2 縞・格子 吉本嘉門編 江戸の粋と呼応して、人々に愛好された縞や格子は、驚くほどモダン。 木綿縞や黄八丈、芭蕉布など本書収載の約800点の優品は、江戸期から大正時代を通じての手織り縞・格子パターンの推移と展開をいきいきと物語ってくれることでしょう。 文庫判/256頁/並製
楽しい小皿 三好一著 とりどりの形が興趣をそそる型物皿に、斬新な意匠の丸皿など、16世紀から20世紀にかけて逸品約700点を収載。 さらに「都をどり団子皿」など諸国名物や、南蛮人や唐子の風俗に取材した異国情緒あふれる皿が時代の横顔を物語る。 文庫判/264頁/並製
琉球紅型 鮮烈な色彩と、自由奔放に自然を形象化したリズミカルな文様を特徴とする紅型。 本書は、長く琉球王として君臨した尚家伝来の高貴な衣装と、鎌倉芳太郎コレクションとして名高い多彩な裂地を集成。 約200点の貴重資料が物語る琉球紅型の世界。 解説:與那嶺一子 文庫判/256頁/並製
新版 和更紗 吉本嘉門編 南蛮貿易によってもたらされた「渡りの更紗」は、斬新かつ華麗な文様が、驚きと憧憬をもって迎えられた。 その異国情緒にみるハイカラとわが国伝統紋様との融合が風趣あふれる「和更紗」を生み出した。約1300点を収録。 文庫判/256頁/並製
印半纏 江戸の粋を象徴する祭りと印半纏。 本書では祭半纏、火消し半纏、仕事半纏など、東京三大祭(山王祭、神田祭、深川八幡祭)を中心に、色とりどりの印半纏、約500点を一挙収録。 江戸文化の洗練と心意気を臨場感たっぷりに構成しました。 文庫判/276頁/並製
折り紙カードブック 折りCA cochae(コチャエ著) 一枚の紙から三次元のものを創り出す「折り紙」は、「紙と人」とのコミュニケーションツールとして多くの可能性を秘めています。 オリジナリティ豊かな絵柄を折っていくと、鳩や蛙、鯉に飛行機など、ポップな作品が出来上がります。 折って、飾って、贈っても楽しいカードブックが誕生しました。 B5変(135×225mm)/16枚/練習紙付き
染と織の文様 桃山時代以降、辻が花染、茶屋染、更紗など、様々な技法が生まれ、以後、染織による文様表現は飛躍的な発展を遂げた。 本書では江戸から大正にかけて着物文様250点を集成し、日本の染織文化の粋を色鮮やかに繰り広げます。 解説:城一夫 文庫判/288頁/並製
切り絵の世界 -中国剪紙- 中国の切り絵は剪紙(せんし)と呼ばれ、とくに中国の農村に長く伝承されてきました。 テーマとしては動物が大きな比重を占め、花、人物、景色など、身近なものへの愛情と繁栄を願う心が吉祥や瑞兆の図案に見事に結実されました。 文庫判/256頁/並製
桜さくら 日本人がこよなく愛する桜の花を名画にたどり、意匠の中に見出した、美しい桜尽くしの本。 「源氏物語画帖」を彩った気品。 「醍醐花見図」の絢爛。 浮世絵の中で、吉原の花魁道中とを競うあでやかさ。 先人が桜に寄せた美意識と造形の枠を集成。 解説:並木誠士 文庫判/264頁/並製
日本の商業デザイン -大正・昭和のエポック- 人とモノとをつなぐデザインの原点が、高揚感と初々しさを伴ってかたちに表された時代。 当時のデザインは今なお新鮮な驚きをもたらしてくれます。 レトロな雰囲気と色褪せない魅力。 序文:近代ナリコ 文庫判/256頁/並製
上村松園 明治8年、京都に生まれた松園は、気品に満ちた美人画を描き続け、昭和23年、女性初の文化勲章を受章しました。 格調高い美人画は、日本画壇史に燦然たる光芒を放ち、今もなお、多くの人々に深い感銘を与えています。 名作、「序の舞」をはじめ代表作を全国に取材しました。 序文:上村淳之 A6判/32葉/ポストカードブック
日本の古典装飾 -天平から江戸の時代様式にみる- 河邊正夫著 東大寺・大仏に象徴される仏教伝来の飛鳥・奈良時代。 平等院などに見られる極楽浄土志向の平安後期、歴史の動向の民衆の営為が生みだした代表的な文様を集大成する決定版。 解説:城一夫 文庫判/288頁/並製
新版 日本の伝統色 -その色名と色調- 長崎盛輝著 色彩学の権威である著者が、古文献、小裂などの典拠を徹底研究し、季節感あふれる、伝統色が目に見える「色」として蘇った、画期的な名著。 225色すべてに染料、古染料、色調や流行沿革などを収載。活用至便な全色カラーチップ付。 文庫判/374頁/並製
新版 かさねの色目 -平安の配彩美- 長崎盛輝著 十二単など平安の装束に見られる衣色の配合260色余種をビジュアルで再現した名著。 あわせてトーン分類一覧表、参考文献なども多彩に収録。 平安人の「季」に寄せる美的感覚と、その配合の妙を表す。 巻末カラーチップ付。 文庫判/352頁/並製
新版 日本の文様 第一集・第二集 紅会著 〈主な収録作品〉 第一集 花丸、花、器物、風景、御所解、誰が袖、扇、蝶、鶴、人形、天地地象、吉祥紋 ほか約400点 第二集 桜、椿、藤、牡丹、菊、秋草、紅葉、松、竹、梅、野草、洋花、唐草、割り付け、洋風模様 ほか約350点 文庫判/第一集256頁・第二集272頁/並製
新版 日本の文様 第一集・第二集 紅会著 〈主な収録作品〉 第一集 花丸、花、器物、風景、御所解、誰が袖、扇、蝶、鶴、人形、天地地象、吉祥紋 ほか約400点 第二集 桜、椿、藤、牡丹、菊、秋草、紅葉、松、竹、梅、野草、洋花、唐草、割り付け、洋風模様 ほか約350点 文庫判/第一集256頁・第二集272頁/並製
小磯良平 清楚で爽やかな女性像などで知られる小磯良平は、昭和の時代を代表する洋画家です。 フランスに滞在ののち、母校の東京芸術大学で後進の指導に尽力し、1983年には文化勲章を受章しました。 油彩、素描、版画など、神戸市小磯良平記念美術館の優品を紹介します。 序文:廣田生馬 A6判/32葉/ポストカードブック
東山魁夷 国民的人気を博し、またモーツアルトをこよなく愛した魁夷。 名作「緑響く」はモーツアルトのピアノ協奏曲に想を得たと語っています。背景の森がオーケストラで白い馬は控えめに主旋律を奏でるピアノだという。 信州信濃美術館の蔵品を中心に紹介します。 序文:松本猛 A6判/32葉/ポストカードブック
新版 京都音楽空間 伝説のライブハウスや名盤の流れる喫茶店、さらにはBARやレコード店など総数45店を一挙掲載。 60年代から様々なムーブメントを生み出し、現在もなお当時の空気が残る京都の「音の箱」を美しいビジュアルで紹介。 「京都音楽空間」(2003年)の増補・改定版。 寄稿:中村よお、ほか B6判/140頁/並製
陶芸の文様 高田透著 古九谷、伊万里、色鍋島、柿右衛門など色絵磁器における文様の下絵をオールカラーで収載。 動植物、人物、幾何学など、彩色下絵の表現は華麗かつ多彩をきわめる。 かつて陶工達が描き残した貴重な図案集。 文庫判/256頁/並製