商品の説明
サンギュイン(ドライ):酸化鉄と粘土を天然粘結剤で接着していて、紙の上には血を思わせるような特徴的な赤っぱいストロ―ク(筆致)が残ります。
アーティスティックな絵画やスケッチに使い、顔料の濃度そして顔料と粘結剤の完璧なバランスが、繊細で鮮明なストロ―クから豊かで濃密なストロークまでの調節を可能にし、表現を豊かにします。
中度の明るさで非オレンジ系の色調は、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが使っていた色を思い起こさせます。
微細に粉砕された均質な顔料が紙の繊維に均等に入り込むことで、豊かで濃くて飽和した色調から、明るい赤みがかった透明な色合いまで完璧な混色ができます。
ハッチングがし易く、練り消しゴムで簡単に消すことができます。またすべてのファインアート鉛筆同様ナイフで削ることができ、必要に応じてサンドペーパーで芯先を精緻に尖らせることもできます。
この鉛筆で描かれた絵の保存にはすべて定着剤が必要です。
芯径:5mm
鉛筆の径:8.5mm
断面:円形
木軸:天然シダー材
仕上げ:クリアラッカーマット
印字:ブラウン
ディッピング:マットサンギュイン
ドーム:マットサンギュイン
LYRAについて
世界で最も古い鉛筆の商標の一つであるリラは、1806年にヨハン・フローシャイスがニュルンベルクで鉛筆の製造を始めて以来200年以上にわたり、メイド・イン・ジャーマニーに象徴される革新性と高品質の代名詞であり、今日では世界的なブランドになっています。
良質な素材選びと確かな製造プロセスを保証するために、リラの鉛筆作りは創業当初から厳格なルールの下で行われてきました。
1800年代の終わりにはリラ・オーロウ鉛筆は当社の主力商品として世界的な成功を収め、1900年には従業員500名を雇い年間5.300万本の鉛筆を製造するまでになりました。さらに両大戦の戦間期には大幅に事業を拡大し、ドイツとイタリアにおけるマーケットリーダーとなったのです。
1945年の爆撃により工場が破壊されましたが、その後、新たな成長期が訪れました。物流と製造の分野を大幅に革新し、特に充実した品質管理システムは誰もが認める当社の強みになっています。
品質へのこだわりと倫理観は創業以来常にリラの製品を際立たせてきました。
2008年、リラは同じ価値観を共有し追求し続けるイタリアのフィラグループの一員になりました。