昨今のスマートフォンなどの携帯性に優れた電子端末の登場で、ノートもずいぶんとその立ち位置が変わってきました。 情報を記録し、閲覧するという基本機能は変わりませんが、最近ではスマートフォンで撮影してデジタル化するなどして検索性を高めたノートの登場や、そもそも紙を使わずに直接入力するデジタルツールなども増えました。 たしかに、無限の携帯性と検索性においては、アナログよりもデジタルに分があるように見えます。しかし、本当にそれがいちばん便利な方法でしょうか?実際にページを撮影するのはやはり面倒ですし、日々参照する情報の多くが比較的最近のものであるなら、私たちが使い慣れたノートにも、まだできることはあるのではないでしょうか? そこで、このノートは、記録から、保管、検索までの情報の出入り「アクセス」に注目し、その際の動作や視線などを考え、紙の冊子であるノートの特徴を最大限に活かすことでノートの利便性を向上させることを目的にノートを一から見直し、設計しました。 |
【ページ番号】 AccessNotebookは、本文200ページ全てにページ番号が印刷されています。 この番号を頼りに目的のページを検索します。AccessNotebookは、この番号を最大限有効に活用するため、たくさんの機能的特徴があります。 |
【表紙の指かけ】 左手でノートを取れば、表紙の小口側中央の凹みに自然と右手の親指が誘導されます。ここに親指をかけると、表紙が開き、サイドインデックスを兼ねた中表紙、そして目次へと進みます。 目次で目的のページの番号がわかれば、あとはそのまま親指の先の数字を目で追いながらノートをしならせれば、目的のページに辿り着けます。 |
【ページ番号の位置】 通常多くのノートではページの隅に印刷されるページ番号ですが、番号をページ小口中央に配置することで、ノートをめくる自然な動作で親指の先にページ番号があり、ノートをしならせながらページ番号を目で追いやすくなりました。 |
【折れる裏表紙】 AccessNotebookは保管・使用時に傷みにくいハードカバーノートでありながら、ページのめくりやすさを確保するために、裏表紙には折れ線が入っており、ノートを持った手を離さずにそのまま本文全体を裏表紙ごとしならせてページをめくることが出来ます。 |
【目次ページ】 目次は、本文ページ数と同じ200行が用意されています。この目次を記入することで、検索性の向上だけでなく、ノート全体の内容を一覧把握することが可能です。方眼状になっているので、チェックボックスや進行確認など様々な使い方ができます。 |
【サイドインデックス】 見返し部分に印刷されているインデックスは、各ページの端のマス目に対応していて、マーカーなどで塗りつぶせば、サイドインデックスとして堪能します。 目次ページとは別に、プロジェクトやジャンルごとにノートを閲覧する際には簡単にページを探せます。 |
【5mm方眼ベースの本文】 ページは、5mm方眼をベースに構成、2行ごとに方眼の交点を小さく抜くことで、1cm単位での使用もしやすくなっています。上部には目次ページと同じ構成の見出しがあり、目次と見比べやすく、方眼部分にはセンターマークがあります。 |
【クリーム紙】 本文用紙は、筆記した文字が読みやすい淡いクリーム色の紙を採用。多くのビジネスマンが使うボールペンやシャープペンシルでの書き味にこだわりました。(特に消えるタイプのボールペンのラバー摩擦による使用感も考慮しました。) ※太字万年筆などではインクがやや裏に抜けてしまう場合があります。 |
【A5+サイズ】 AccessNotebookのサイズは、「A5+」。A5よりも天地左右が約10mm程大きくなっています。若干大きく見えるかもしれませんが、これは、ビジネス標準のA4用紙を二つ折りにして挟んでもはみ出さないサイズ。参考資料なども、四方を切り取らずに貼り付けることができます。(頁に貼り付けガイドが印刷されています。) |
【PUR製本】 AccessNotebookの製本には、多くの高級ノートが採用する糸がかりではなく、新しい技術「PUR製本」を採用しました。この製本法は、背の柔らかい無線綴じの一種で、広く柔軟に開くことができ、全てのページが均等に開くので、どのページでも使用感が変わらないのが特徴です。 |
【透明ポケット】 AccessNotebookには、ページの最後に、透明ポケットが取り付けられています。従来綴じノートには難しかった異種材料の製本により、中身が見やすく、取り出しやすい透明ポケットを実装。しかもサイズはA5+ですから、プリントアウトした資料などは、二つ折りにすれば、そのまま挟み込むことができます。 |
【太めのゴムバンド】 AccessNotebookには、少し太めの高品質なゴムバンドがついています。これは、ページに資料を貼り付けたり、ポケットに紙片を挟んだりして、ノートがある程度ぶ厚くなってしまった場合でも、ノートをしっかりとめるためです。ノートのデザイン的なアクセントにもなっています。 |
【名刺貼付欄】 ノートは書き込むほどに持ち主にとってとても大切なものになっていきます。万が一どこかに置き忘れたりした際に、少しでも手元に戻ってくる可能性を高めるために見返しには、拾ってくれた人へのメッセージとともに、持ち主の連絡先として名刺を貼り付ける欄を用意しました。(手書きでも記入できます) |